ふんわり放牧

個人の日記です

訃報をみて

前職時代にお世話になった方が亡くなったという投稿をFacebookで見た。

もう引退されているくらいの歳だったと思う。まだまだ若い、という言葉が正しく似合う。 仕事の内容もそこそこに、趣味の投稿をされていて、お元気そうであることを確認していた。 突然の出来事だったそうだ。

お世話になった、といっても3,4回くらいしかお会いしたことがないのだけれど、 いわゆるエバンジェリストのような方で、ある分野では名の知られた方ではあったと思う。 前職時代といっても、前職の人ではなく他社の人で、勉強会かなにかでお会いしたのがきっかけだった。 ただ、その方が活躍された分野よりも、その周辺での関係性や彼が出入りしていたコミュニティから得た知見、考え方などに影響を受けており、 その言葉を受けて、私の思考の一部になっていることは間違いないと思う。若いときにそういうものに触れられたことは、ありがたいことであった。 Webベンチャー企業で楽しくやれている理由が、大企業の人の言葉に影響を受けているというのは、ちょっと面白いことだなと思う。

こういうふうに道を切り開いていくのかと感心することもあったし、 苦労話をするよりも、これから苦労しないようにアドバイスをくれるような語りでもあった。 会社をまたいでコミュニティを作ること、人の縁をつなげることに長けた人だったなと思う。 「後継者みたいな人はいないんですか?」と聞いたときに、こんなものに後継者なんていらないよというようなことを仰っていたような気がする。 きっと多くの人達が私みたいに少しずつ影響を受けてて、愉快に仕事をし続けていくのかなと思う。