ふんわり放牧

個人の日記です

JJUG CCC 2024 Fall 参加した / LT発表した

ベルサール新宿グランド コンファレンスセンターで開催された、JJUG CCC 2024 Fall に参加した。

ボランティアスタッフとして初参加。 今回は、所属でスポンサーをしていないので、その代わりということもある。

ボランティアスタッフのお仕事としては、午後のセッションの会場の司会進行や時間管理、参加者の誘導など。 なんと8並列の会であったため、ボランティアスタッフが足りないかなと思っていたけれど、特に「人が足りなくて困った!」という声は聞こえなかった。

懇親会ではLT会が開催されるのだけれど、そちらで発表。 私は「JJUGの本番は懇親会ではないか?」という意識が芽生えてきてしまっているため、 LT発表することを意識しながらこの数ヶ月は暮らしていた。

speakerdeck.com

LTは比較的ソフトトーク*1が多いため(というか、5分ならともかく技術ネタを3分で話すのは相当キツい)、 「それなら私はハード(ウェア)トークだ!」ということで、電子工作ネタを。

github.com

上記のプロジェクトをREADMEに従ってやってみたら、動いたっすという内容ではあったが、 LTを応募したタイミングでは、調査のレベルで本当に全く何もできていなかったので、LT駆動の進捗の出し方をしてしまった。 本当は、さらに踏み込んだ話をしたかったが、導入からはじめて3分以内でそこまでは無理だなとなって割り切った。

懇親会で質問されたので書いておくと、 このプロジェクトを動かす準備がざっくり半日、スライド作成が半日で、合計1日くらいかかった。

実はこの発表には、ちょっとした洒落があるんだけれど、ちょっと裏取りできてから追記する。

追記: 上記の洒落は、今回は「高橋メソッド」を使って発表をしようと考えており、それに関連する。 LTが3分であること、懇親会はざわざわした雰囲気であることから、高橋メソッドがピッタリと考えていた。 高橋メソッドができてから20年近く経っており、4:3のスライドなどまるで見なくなったが、 そこは会場の都合もあるため、16:9のスライドのママではるが使われているフォントなどは、高橋会長のスタイルを真似しようと思ったのだ。

Webを調べるとどうもゴシックMB101が使われており、 これは有料のフォントであるから、購入する必要がある。 Morisawa Fonts Select8という8フォントだけ入手できるサブスクを契約することが、発表前日にできる最安の方法で、 年額26,400円を払い、1フォント ゴシックMB101 B*2を入手した。 残り7フォント選べるのだが、一体どうしようね。

その後、『でかいプレゼン 高橋メソッドの本』という高橋メソッドについて書かれた書籍を入手し、 確かにゴシックMB101 Bを使っていると書かれていて、これはリスペクト成功という感じ。 ただ、書籍を読み、高橋メソッドのそのメソドロジーに触れてみると、様々な改善点が見つかる。様子から本質を汲み取ることの難しさがある。

ということで、機材の購入費よりも発表に使ったスライドの作成費用のほうが、何倍も金銭コストがかかってしまったという話であった。


懇親会では@Yuiiitotoさんや@soranakkさんなど、以前の会でお話した方々が向こうから話しかけてくれて、 (あえて名前を出しているのは、本当に嬉しかったからなんだけど) 彼らの以前の発表での質疑応答でしっかり質問したからこそ、覚えていてくださったのかなという気持ちになった。

ひるがえって私は懇親会でLTのフィードバックをくださった方々のお名前を伺っておらず、、、 とはいえ、常連の方々だったので次回のJJUGでお会いできるでしょう。

JJUG CCCはこれが3回目の参加ではあるが、着実に見知った顔が増えてきているという実感があり、 こうやって自分のホームのコミュニティという感覚ができていくのかなという意識になっている。 参加者の皆さん、特にお話してくれた皆さん、ありがとうございました。

*1:いわゆる、非技術ネタというか

*2:1ウェイトを1カウントであるため太さ(ここではB)を指定しないといけない

Circuit Tracks日記(1)

OP-1 field日記(3)改め、Circuit Tracks日記(1)です。

今、電子楽器を買い集めています。 最近、Circuit Tracksというグルーヴボックスと呼ばれる機材を買いました。

これ、どういう事ができるか? ギターやピアノといった楽器のようにリアルタイムに音を鳴らすこともできるのですが、 シーケンサーという、順序通りに音を鳴らす仕組みもついていて、 シンセサイザーの音やサンプリングされたドラムの音を配置することで、曲を作っていくというものになります。 カラフルなLEDで光っているパッドは、押せば音を鳴らすこともできるし、2かける8のパッドに対して、シーケンサーとして音を配置する。 シーケンサーは1音だけ配置するのではなく、シンセサイザーであればドの音、レの音というようにピッチを設定することもできますし、 ドラムであれば、バスドラムハイハットなどの打楽器それぞれの音を配置するということができます。 シンセサイザーは2種類、ドラムは4種類の組み合わせ(トラックと呼ぶそうです)で曲を作ることができます。このあたりは、イラストソフトのレイヤーの考え方が近いかもしれません。

今はバリバリ曲を作っている、というわけではなくて、Melodicsというパッド練習アプリを使って、フィンガードラムの練習をしています。 Circuit TracksにはUSB端子だけでなく、MIDI端子もついているため、ここからWIDI JackというBluetooth MIDIを入出力できるデバイスを経由してBluetooth経由でPCのMelodicsアプリを操作しています。USB端子からでも、USB MIDI経由で操作はできるようなのでそちらでも良さそう。

これを目指したい

www.nicovideo.jp

TokyuRuby会議15参加した

GMOインターネットグループ株式会社で開催された、TokyuRuby会議15に参加した。初参加です。

tokyurubykaigi.github.io

この会は昼すぎから開催される会なのだけれど、 お酒やおつまみ(食事)を参加者が購入または自作して持ってくるというイベントであった。

私はグラウラー*1を持っていたので、渋谷のMIYASHITA PARKにある、うしとらブルワリーのタップルームで量り売りをしてもらった。 うしとらブルワリーの「よよいのよい!」というナイスなネーミングのビールを、手で輸送。

幸い、いろんな人に喜んでもらって*2、もっと持ち込めばよかったなとなった。1Lだと少なすぎる。飲みやすくてよかったな〜。

会の状況としては、申し込んでなくてもLTに指名されて3分話さなければならないという催しもあり、これはすごいなと感心。 実際、LTは4,5個くらいしか聞いておらず、食事と飲酒そして、参加者と雑談をして過ごしていた。

飲み物/食べ物だとコントリビューションのしやすさがLT発表とは別ベクトルであるし、突然指名されてLTをするというのも、なんというか、発表者と参加者を区別しない雰囲気でこれはこれで良いのではないかという気になった。

二次会にも参加し、大満足であった。皆さまお疲れ様でした。

*1:発泡性の飲み物をいれることができる水筒

*2:投票結果は3位であった

STORES Tech Conf 2024 "New Engineering" 参加した&発表した #stores_tech

ヒューリック浅草橋ビルで開催された STORES Tech Conf 2024 "New Engineering" に参加した。 またポスター発表も行われたため、発表してきた。

storesinc.tech

所属が開催する企業カンファレンスであるから、業務ではあるのだけれども、 自分の友人や所属するコミュニティの知人たちを招待したということもあるため、個人ブログのほうにも記事を上げておこうと思う。

さて、何を書こう

会社の方では発信しにくい、個人的な話でも書くか。

招待者について

外部からの参加者は招待制というレギュレーションであったため、誰でも参加できるものではなかった。 私は社員の中では結構声をかけたほうだと思う*1。 あるコミュニティから複数人を呼ぶというよりも、コミュニティの中から興味のあるかもしれない方に対して、個別に声を掛けるというやりかたをしていた。

従業員が招待していた関係上、何も考えずに人を呼ぶとRubyコミュニティからの参加者が多くなりそうなことは想像がついていたため、 多様性のために私は非Rubyコミュニティの方、なんなら「RubyKaigiに行ったことがなさそうな人」を意識的に呼んでいたような気がする。 iOS/AndroidJavaScriptのコミュニティの方もそれなりにいたのかな。Javaコミュニティの人...?は、平日昼間に来れるのかという話もありますよね......。*2

開催が平日昼間ということもあり、多くの人は仕事があるなかできていただくということもあって、 「xxさんはこの辺に関心があるかもしれないから、呼んだら面白そう」みたいな感じで相手のことを考えつつ声をかけていた。 「実は声をかけてほしかったんだけれど」という方がいたら、想像力が至らなかっただけなので、次回開催されるときは教えていただければ。

結果的に、呼んだ人の多くが自分と同じくらいのキャリアかそれ以上の人が多いため、 本人は会場の振る舞いもそれなりにできるだろうし、何なら知り合いもいるだろうし、 ホストとしての振る舞いは、そこまでしなかった。 その結果、お話が十分にできなかった人もいて、すまねぇという気持ちもある。 招待者の中にWeb系のコミュニティに来るのはほぼ初めてという方がいて、懇親会のときはその方のアテンドを主にやっていたかな*3

地方の方*4の方にも数名お声がけしたのだけれど、やはり平日昼間というのはなかなか大変で、 そこにフォーカスを当てるなら土日開催のほうが嬉しいだろうなと思いつつ、 この手のイベントに興味があるのは首都圏在住のWeb系の方が多いだろうので、平日昼間という判断もマスを取るという点では仕方ないのかな。 そこの運営上の意図は何かしらあったようだが、私は詳しく追ってない。

当日の様子

ここは日記なので、あったことをただただ書くと。 ポスター発表をしていたのでセッションの発表は聞かずに、ずっとホワイエで待機してポスターの前に来てくれた人に説明員をしていた。 みなさん自主的に来られている方だからか、「見てるだけです」という方はほとんどいなく、しっかり説明させてもらえたと思う。*5 チームで発表をした都合上、シフトは組むことができたのだけれど、任意の人たちで回すという感じでやっていた。そこそこワークしたのではないか。逆にしっかり休憩できずに、わりと疲弊してしまったところはある。

セッション発表は、同じチームの方のレビューを除くと、リハーサルも含めて一度も聞けなかったので、みなさんが何を面白がってくれたのかというのは非常に気になるところ。

懇親会

懇親会でもあまり食事・飲酒はせずに招待したゲストと話をしたり、人と人とを引き合わせることをしていた。 食事がよかったという話もちらほら聞いた。一切手を付けられなかったけれど、満足度が高かったのならよかった。

二次会

懇親会で最後に話していた人たちとまとまってビールを飲みに行く。 社員は私だけで、私が招待した2名と別の社員が声をかけていた方2名の合計5名。 別の方が声をかけていた方、つい先日の勉強会でお話したなーと思って、今回連絡先を交換したら既に交換済みだったのがウケる。 さらに以前のカンファレンスでお話していたようだった。流石にこれからは忘れなさそう...。

会の翌日も朝から出社ではあったので、ハードスケジュールなのであった。

まとめ

初めての自社カンファレンスということもあり、準備段階からかなり様子を見ながら動いていたというのが本音であり、 満足していただけたのなら幸いだし、私の発表内容や運営的に満足させられない部分もあったかもしれない。 次回開催に向けてより良くしていく気持ちは各々あるはずなので、フィードバックは大歓迎だし、またきてくれよな、という気持ち。

*1:何人呼んだかは覚えていないが

*2:一応声をかけてますよ!

*3:といいつつ、単純な社交力はある方なので、そこまで心配はしてなかった

*4:というと怒られたな、非首都圏の方

*5:このあたりは前職の社内/グループ会社向け展示会の経験が生きる

Nextbeat Tech Bar:第一回プログラミング教育について語る会 参加した

株式会社ネクストビートで開催された、Nextbeat Tech Bar:第一回プログラミング教育について語る会に参加した。

nextbeat.connpass.com

私の職場が恵比寿にあって、今週はどこかで出社する予定があった*1ので、どうせなら行くかとなった。 運営をされていたkmizuさんとはどこかの会でお会いしたことがある気がするし、このトピックについてお話を聞いてみたかったというのが第一目標であった。他の方の発表タイトルもそれなりに関心があった。

正直「プログラミング教育」にはそこまで関心がなくて、それはプログラミング教育界隈がスコープにすることが多い「本当の未経験者」を支援することや、プログラミングスクールの周辺にも関心がないためである。私は本件については「情報系の大学に行けばよいではないか」という立場をとっている*2

一方で、

  • そもそも大学教育は時間も金銭的コストもかかる
  • 情報系人気が高まった結果、情報系学科の倍率が高まっている(誰でも機会があるわけではない)
  • 非ITエンジニアの方もコードを書く機会が増え、またそのような時代の要請も感じる
  • 多くの物事をシステム化するうえで非ITエンジニアの方が自分でコード書くことはせずとも、発注(依頼)側としてプログラミングを知っておくことのメリットはありそう(そして多くのものがシステム化される必要はある)

というように、時代の変化を踏まえて、今の時代の流れを知っておきたいというモチベーションがあった。 また、Rails Girlsのコーチや会社の非ITエンジニアのメンバーを地域rbに呼ぶということもしているので、どういうやり方がいいんだろうな、みたいなことも漠然と思っていたのだった。

各発表、フォーカスがあたっていたのは、ベースのレベルはあれど*3本当の初学者がメインだったのかなと思う。 一方で会場参加者はその立場の方がおらず「先生たちの会合」みたいな雰囲気にはなっていたかもしれない。 中級者が、プログラミングのこれまでの言語では使っていなかった機能(たとえばRustの所有権とか)をどのように獲得するかみたいな話はなかった。

「参加者がコンピュータに慣れていないから、アジャイル研修だけれどコンピュータ要素を取り除いた」という発表されていた方はいたけれど、これは結構重要な視点だと思っていて。 たとえば本当の初学者は、キーボード入力がおぼつかない(どのキーがどこにあるか覚えていない)ことが可能性としてありうると思っている。 が、そのあたりの話は特に出てこなかったんだよな。実際どうなんだろ。

某設置認可申請中大学の話題だろう話もいろいろ聞けて、それもよかったな。懇親会で話せばよかった。

そうそう、懇親会は飲食提供なしでこれはこれでよかったんだけれど、発表終わりにただ雑談をしているだけみたいな感じになってて、 カクテルパーティーっぽい振る舞いに移行できなかったところはある。実はこれまで行われていた乾杯の音頭は重要だったのでは?と思いつつ、単に慣れの問題もありそう。 あと、kmizuさん、なにをそこまで緊張するのだろうと思ってた(普段のインターネットの様子からはちょっと想像つかないくらいのテンパリ具合だった)ので、次回開催時はぜひとも落ち着いてほしい。大丈夫、誰も気にしないから。

*1:といいつつ、週の前半で出社してしまったので必要なかったのだが

*2:人々、キャリアについては自分が歩んできた道を肯定してしまうことが多い

*3:高校生から大学生、非IT系社会人まで

O'Reilly Online Learning について

最近話題にしている人を見かけたので、いくつか思っていることを箇条書きで書いておく。特に真新しい内容はないはず。

blog.sushi.money

learning.oreilly.com

  • O'Reilly 以外の出版社の書籍もある(洋書)
    • Addison-WesleyやManning Publicationsなど
    • Manning Publicationsは出版社の方からオンライン経由で購入するのも悪くないけどね(かなりの頻度で割引クーポンがガンガン届くし、printを購入するとeBookも買える)
  • オライリー・ジャパンが版元の本が、すべて登録されているわけではない
    • 会員になる前に事前に検索で調べておくことができるはず
    • O'Reilly Japan Ebooks Store で購入するしかない書籍もあるし、購入したら後日O'Reilly Online Learningに登録されていた、なんてこともあった
  • ACM会員から登録したほうが安いのは本当にそう
    • 以前ACM会員でO'Reillyとの連携でうまく連携されなかったトラブルがあった
      • サポートの反応速度は早く、メールで問い合わせたら解消できた
    • 一時期ACMとの連携が切られた時期もあったはずなので、永年使えるとは思ってない
  • 電子リーダーがよくできている
    • モバイルアプリもブラウザもどちらも不満がない
    • 日本語表示についても問題があるように見えない

Funabashi.dev 参加&発表した

ベストエフォートオフィス船橋で開催された Funabashi.dev に参加した。 また、LT枠があったため、5分間のLTを発表した。

funabashidev.connpass.com

自分のLT発表について話すと、 始めての開催とのことで、聴衆のレベル感がわからなかったのだけれど、 参加者一覧を見ていると、(自分が普段いるコミュニティからでも観測できるくらいの)手練れが多かったため、 「プログラミング初心者向け」みたいな話ではなく、普段の暮らしとコンピュータを結びつけるような、 半Tech/半ソフトトークみたいな内容を前日にこしらえた。

devはdevelopと考えたときに、「何かを作る」というお題目も一応満たしている話題であるので、いいかなと。 (Web系技術の縛りではないと受け取ったので、それはそれでヨシ)

もともとは2年前に社内でLTをしたものを再構築したものであり、たとえば2年前のLTでは、後半に別の話を持ってきているのだけれど、 「別の話をいれると、このままではブレるな」と思って、バッサリ切ったりした*1

(発表資料はもう少し調整して、気が向いたら載せるのでお待ちいただければ)

他の発表内容は、一般的なWeb開発やローコード、地元ネタから深層学習などなど、、、と多岐にわたったが、 主催者がPHPerであることから、PHPコミュニティの方々が多かったかな。 私は一行もPHPを書いてないけれども、なるほど言語の進化はこのようになっているのかという発見があったのは良かった。

今回の会のように20人くらいを休日にいろんなエリアから人が集まってくることと、 柏.rbのように近くに人たちが定期的に10人くらいで集まることは、それぞれ特色あるので、 どちらも千葉で行われている会として成立したのは良い出来事だったなと思う。

運営の方、スポンサーの方、参加者の皆さん、お疲れ様でした。

*1:元ネタを知りたい人は入社してくれ