働く母の代わりとして、幼い頃からとてもお世話になった祖母が亡くなったため、葬儀に参加。
もともと実家に帰省する予定でいたのだが、先週体調がよくないという連絡を受けていた。
「帰省を早めるか」「間に合うか」などと話していたのだが、結局最初に決めた旅程で問題なく移動。
GWで移動が大変なときでなくて、よかったと本当に思う。
家族葬用のホールを借りて、そこで親族のみで通夜と葬儀。
わたしは仏教についてそれなりに気持ちがあるのだけれども、これは祖母の影響であって、
彼女は親族の中でも一番信心深い人であった。
この度も漏れ抜けなく葬式はできたと思うのだが、
これまでお世話になっていたお寺の住職が昨年亡くなっていたとのことで、近隣の寺の方が代理で。
若めの方であったため声に張りがあり、様々な所作について私の幼少期から知っているスタイルの違いを感じる。
火葬が終わったあとも一連の行事や今後の打ち合わせなどはあるが、それと平行して役所仕事として、亡くなった祖母の保険や年金などの手続きも行う。
家の中に対応できる人がおらず、私が代理で手続きを行うシーンもあり、学生時代に祖父が亡くなったときとは明らかに違う感じ。
今回は他の家族が調べていたおかげで、事前にやることがわかっていたからなんとかなったものの、次回は自分が主体的にやらないといけないことなのだろう。
新型コロナのおかげ、あるいは集落は高齢者ばかりで、幼い頃に行われていた行事や風習などは簡略化されてしまい、
もうこの土地には残るものも残らなくなってしまうのだなと思う。
過度なものも多かったはずであろうし、お金でなんとかできてしまうことも多いため、ノスタルジーのために残すべきとも言わないが。
私自体は信仰心はないが、世話になった恩と長らく苦労をしてきた祖母に対して、できる限りの行事は孫として付き合う必要があろうと思い、四十九日法要や初盆などのスケジュールを親に聞き、自宅へ帰る。また数ヶ月後に訪れることになるのだろうなと思う。