ふんわり放牧

個人の日記です

Twitterで情報発信をしない

Twitterでアクティブに投稿することはなくなった。管理しているアカウントはあるが、これまでメインで使っていたアカウントは一旦すべてを消している。今後も投稿することはないと思う。

最近参加したTechカンファレンスでは、自己紹介のあと、まずTwitterアカウントを持っているか聞かれる。 「やってないんですよ〜」と答えると、その反応は人様々である。「かなりやっていたんですけどね、昔は」と付け加えることも多い。

イーロン・マスク反対派?と聞かれるが、決してそんなことはない。むしろ経営者としては、腕がいいほうなのではないかとすら思う。 端的に言えば、今のTwitterはサービスとしてのコンセプトがぼろぼろになっている気がしていて、そのようなサービスは自分には合わないし、そのようなものを利用する社会に加担したいと思わないから利用していないというのが答えになる。

利用していた頃、バズ狙いの投稿を見ることが増えてきて、かつての繁栄の種になったAPIの連携はどんどん廃止される。エコシステムとして狂っているなと感じていた。 もちろん広告ビジネスは重要なのだろうと思う。人の関心をお金に変える仕組みは大発明だと思う。 慈善事業じゃないのだから、無償でサービスが使えることにも感謝していた。でも、限度ってものがあるだろうと。

サービスにログインしないと、まともに情報を見ることができないというのが好かない。 いや、それ自体はいいんだけれど、その特性を持ちつつも、まるで公共メディアやハブのように使われているのはおかしいと思う。 かつて誰でもログインせずに見ることができたのに、今はログインしないと使えないという路線変更は最悪。 コミュニティや法人のアカウント運用でも同じように思っている。 ログインできない人は最新の情報にアクセスできないのだから、ソーシャルメディア戦略を考え直したほうがいいと思う。

最近「廃れゆくコミュニティはどうなっていくんですかね」「黙って人がいなくなっていくんですよ」という話をした。 たぶんTwitterは人がいなくなっていくとは思わないし、私はそうなることを望んでいるわけでもない。 人があつまる場所というのはインターネットに求められていたし、リアルタイム性は大きな価値だと思う。 ただ自分は手をひこうと思っている。それだけ。