ふんわり放牧

個人の日記です

楽してモテたい、楽して痩せたい

システムとか仕組みを考えるのが好きだし、プログラマーの三大美徳(怠慢、短気、傲慢)を良しとしている。 私はコツコツやるのが得意じゃない。もうこれは生来のものだろうと思う。

関連して「ナッジ」の考え方とかすごい好き。当事者が気づいたらいい感じになってた、みたいな。 知人に「この業界の一番の発明はreCAPTCHA」って言ってた人がいて、 reCAPTCHA v1時代の「人間かどうかを判定すること」と、「機械ではできない判定すること」を同時に実施するというのは、 複数の問題を同時に解決しているという点で、まさしくアイデアだなと思う。

staff.persol-xtech.co.jp

職場で(体育会系のバックグラウンドを持つ)同僚がまるでアスリートのように仕事をしており、 「今の自分はまるで同じようにできないな」と思うのと同時に、なにか取り入れられることはないだろうかという気持ちにもなったのであった。

以前は何をしなくても食べたものがしっかり代謝できていたし、こんな私でさえも若さという魅力というか特権があったのだろうが、 今は日々の暮らしに気をつけないとどんどん贅肉がついていくし、もう中年に差し掛かっているわけであり、迂闊なことはできなくなっている。 おとなになりたくねぇなと言いながら生きているが、そうも言えないのであろう。

YAPC::Hiroshima 2024 行った

広島国際会議場で開催された YAPC::Hiroshima 2024 に参加した。

yapcjapan.org

会自体は大盛況であったと思う。

昨年はボランティアスタッフとして参加したが、今年は一般参加者としての参加であった。 ただし所属がスポンサーをしていたため、業務としての参加。参加費・旅費・宿泊費は所属負担。ありがとうございます。

所属のスポンサーについても触れておくと、以下の2件でスポンサーをしていたもよう。

  • 学生支援 座談会+記事広告
  • Silver Sponsor

私は一切タッチしていないのだけれど、学生旅費支援制度はいいですね。 私も学生時代はアルバイトをほとんどしていなかったので、自分の生活圏外のテックカンファレンスに参加したくなったときに、金銭面を理由に躊躇すると思うのだけれど、 その不安が解消される取り組みであろう。

今回は「ヨヨイさんは普通に参加して、交流してください」と言われたので、人々と交流していた。新しい人とも古い知り合いとも話ができたと思う。

内容については、職場で開催した振り返り会で話した。うまく喋ることができたか怪しいが、文字起こしされるだろうからそれで。


初手、ゲストスピーカーのそーだいさんの話を聴いた。コミュニティ活動やキャリアについての話。 彼の話はWebに公開されているインタビュー記事などで読んでいたのもあって、情報としてはそこまで新しいものはなかったのだけれども、 声にメッセージが載ると説得力があると感じた。素直に感動したのでトークが終わったあとに、その旨を登壇者にも伝えた。最前列で聞けて良かったと思う。

一方で、いわゆるキャリアの話のようなトピック、これ自体を一歩引いた目で見ると「自分たちの伝わりやすい語彙を使ったビジネスセミナーに参加しているのでは?」「その結果、聴いている自分が気持ちよくなっているだけでは?」という疑念も生まれてきた。もともと私はNot Techなトピックも興味の対象であるため、こういう話は私は「そうだよね〜」という感じで聞くことが多いのだけれど、今回はなぜかそういう気持ちになったのであった。 もちろん今回の会でキャリアの話をした人たちは皆さん、コミュニティから認められうる技術スキルを持った上での、あえての発表だったと思っていて、発表者の技術スキルに疑いの余地はないと思っている。すなわちフェイク野郎ではないだろう。

YAPCというハッカーのお祭りのようなところで、ずっとキャリアのような話を聴いてしまったことの違和感は少しはあるだろうが、 むしろ大きいのは、この1年近くのWebエンジニアのキャリアで自分自身が技術回帰の指向性が高まったことがあるのかもしれない。このような意識は自身に原因がある。今の自分は小手先のソフトスキルで仕事をするのではなく、己のテックスキルでなんとかするということができているだろうか、いやできていないなという内省が、カンファレンス参加によって自覚できたというだけのことなのかもしれない。


また関連して、広島を中心とした瀬戸内のTechコミュニティの人々の姿も印象的であった。 端的に言えば、私は今住んでいるところで地域に根ざしたコミュニティ活動ができているだろうか、という感覚。 東京近郊だとトピックごとに勉強会が発生しますが、そうではなくもっとローカルな活動、数駅先の人たちと集まって技術の話ができるというようなことはないだろうか。起こしたほうが良いのではないかという気持ちが芽生えた。 発表の場として、400人規模のカンファレンスがあり、それを下支えするような緩やかにつながるローカルな活動があったほうが良いのではないか。 しかし、ここは千葉である。人はいてもおかしくないのだが......。


みたいな話を懇親会やn次会などでダラダラしていたら、見事に他のYAPC参加者と同じように体調不良になり、今の今まで振り返りブログを書くことができなかったという話。お疲れ様でした。

YAPC::Hiroshima 2024 非公式予習会 参加した

株式会社はてな東京オフィスで開催された、YAPC::Hiroshima 2024 非公式予習会 に参加した。

今年もYAPCに参加することになった。しかも所属がYAPCのスポンサーをするということであったため、昨年までの関わり方とはまた違う状況。所属がYAPCのスポンサーになるのはわりと想像してない未来であった。

この業界は狭い世界で、「事前にYAPCの予習会としてイベントをしましょうよ」という声かけがあり、3社が集まって合同のイベントをすることになった。私はスタッフとして参加。といっても、スポンサーLTとして少し話したくらい。

現所属、YAPCに参加したことあるメンバーはいないわけではないのだけれど、今回のイベントの参加者では、私が何回も参加したことがあるという感じ。所属の人たちのキャリアパスとして、Perlを通ってきていないというのはかなりわかる。しかし私は普段はJavaを書いているため、社内の他のメンバーが書いているRubyやGoなどに比べると、一番遠いところにいるような気もするのだが。

スポンサーLTは、何について話そうかな〜となったのだけれど、会社紹介などはCTOが話してくれたので、私はYAPC参加の経緯や、初参加の人のためのアドバイスなどをさらっと。お歴々の方々の前で、釈迦に説法ではあるなと思いつつ。

運営話やLTなど、YAPCの空気感を感じることができて、意外なことに非常に楽しみになってしまった。手前味噌であるが気持ちをあげるイベントに参加できてよかったなと思う。

出身大学に行く

リクルーティングの一環として、出身大学に行き、学生の方と交流した。 自分が学生の頃、ここまでしっかりしていただろうか、いやそのようなことはないなと思うことがたくさんあり、かなり勉強させてもらったというのが本音である。

ところで私は滋賀にある大学に通っていたけれど、来年の4月から大阪にあるキャンパスに移転するそうだ。 もうここを訪れることはないのだろうなぁ、とは思う。土地に紐づくさまざまな思い出が想起される。

2023年冬の実家

家族のことが心配になったので様子を見に実家に帰った。 心配になった、というか、定期的に確認をしておいたほうが良いだろうという打算的な考え。

月曜日の午後から早退をして移動。火曜日・水曜日と実家で勤務。木曜日は代休で一日休みで移動日という構成。

実家からの勤務、インターネットはケーブルテレビ局がやっている回線で契約上は細い回線であり、業務をすることには不安があったが、 速度でいうと理論値まで出てくれるし、日中のMeetを使った会議なども問題なく。 1Gbpsで契約している自宅と体験としては差がない。 さすがにソフトウェアのダウンロードなどは遅いな〜という感じだが、数日の滞在であれば何も問題はない。 全国津々浦々までインフラを通し、維持してくれる事業者に感謝である。

親はめでたく高齢者であるし、様々なことでお金が必要になっているため、出ていくお金と入ってくるお金の現状の確認を少しだけ。 帰省のたびになるほど社会保障制度はこのようになっているのかという学びがある。 基本的には私には教育をしっかりやってもらったので、もうこれ以上は金銭的に頼るつもりもないし、 人様に大きく迷惑をかけるのでもなければ、あちらのやることに口出しするつもりもないが*1、 これまでできていたことができなくなっていくということについて、どう考えているのかということや、どう関わっていくべきかはまだ話しきれてないところである。 突然できなくなるということもあるし、徐々にできなくなっていくということもある。

実家にいたときには存在していない施設を巡る旅をした。 全国チェーンの店やニュースになるような施設など、気になっていたものを一通り。 どれも想像通り、ではあるが、存在しない頃を知っていると違和感が大きい。 「これが子供の頃にあれば」という気持ちもあれど、これらがなかったからこそ、外に出ていくモチベーションが生まれたという考え方もある。

上記の話より思うが、ここ数日どこに暮らすか・何をするかということについて人にあれこれ言うものを見るが、 究極的には何をモチベーションの源泉とするかであり、自分自身は何があればいいかということを知る旅なのだと思っている。 ある意味では「足るを知る」でもあるなとも。 「働かなくても年金がもらえること」についてアレコレ親が話していたところ、何事にも感謝をしろという説教を祖母がしていた。

次回は春です。お楽しみに。

*1:民法上の扶養義務の話を意識しています

JJUG CCC 2023 Fall 参加した

新宿で開催された JJUG CCC 2023 Fall に参加した。 Javaと知り合って年月が経つが、Javaのイベント・カンファレンスへの参加は初めて。

所属がJavaを使ってサービスを開発しているので、スポンサーとして参加した。 スポンサーブースに来ていただいた方や、資料を受け取っていただいた方、スポンサーLTを聞いていただいた方に感謝したい。 スポンサーブースで配ったノベルティは会社のサービスを使ってくださってるお店のものも使っている。 しかもデザイナーが今回の会のためにデザインしてて、たまたま出社したときにノベルティ作成中の様子も知っているだけに、 なんかしっかりとやっているんだな〜となった。 こういう、自分たちの作っているものをしっかりと薦められる状況は、三方良しみたいで気持ちがいいなと思っている。 (いま、割れてしまって配れなくなったせんべいを食べているけど、きちんと美味しい)

特に社内資料とかを見ずに書くので、もしかしたら他のメンバーとの認識の差はあるかもしれないが、 B2BSaaS企業がスポンサーをするということは、我々が作っているサービスを導入してほしいというよりも、採用の目的というのはあるんだろうと思う。「あるんだろうと思う」なんて言い方をしたのは、あまり自分がそこを意識せずに参加したところはあったからで。いや、エンジニア募集中と書いた紙を我々は配っていたので、あるんでしょう。 前の日記にも書いたけど、会社がとにかく認知されてないということがあるのではないか、少しでも意識に残ってくれたらありがたい感じ。我々は開発を楽しくやっている、楽しくやっている様子をみて少しでも興味を持ってくれればという気持ちがある。

ところで、JJUG CCC 2023 Fall 期間中にクレジットカード障害が起きていた。 全国的な障害であるから、当然我々もニュースになる前から障害を検知/対応をしていた。 この障害の話を懇親会のLTですれば良いのでは?という気持ちも一瞬よぎったが、どこに原因があろうがサービスを使ってくれている方が迷惑を被っていることを考えると、ナイスでグッドなトークにすることは無理だなとなった。誤解を生まないように書いておくと、人が作ったものである以上、システムは絶対に壊れる。壊れることを前提に、どうやってまるで壊れてないように見せるか、どうやって悪影響を最小限に留めるか、どこまでその手間をかけるかなどなど、そんなことを考えるのはエンジニアリングの面白さの一つだと思うものの、その面白さをうまく開発者に伝えることは準備してない状態から限られた時間では難しいな、となったのだった。ダッシュボードのスクショを撮って「ここが問題ありそうですね」なんて話はシステムの内部を知りたい人にとっては嬉しいかもだけれど、それは浅いだろうし、不特定多数に向けてするようなことではないでしょうし。 そんなことが起きてたから、懇親会でも他の方と全然交流できなくて、構造上「飲食を目的としたスポンサー集団」になってしまっていた*1ところは反省点ではある。 こういう障害対応も面白いポイントではあるなと思うようになってきたが、いざ直面すると緊張感が高く、他の経験豊富なメンバーと比較するとどうしても動揺しがち。必要なトレーニングは受けているはずだが、どうしても実際の場数がものを言う世界でもあるのだろうなと思う。

なんかうまく交流できなかったという内圧を抱えたまま同僚たちと飲みに行った結果、久々の対面での会だったこともあって、いろいろと話し込んでしまい、 終電で帰ることになってしまった。新宿から千葉は遠いのである。 勢いで言語化したことをうまく仕事にフィードバックするのもまた面白いことだと思っている。来週のどこかでやれればな。

いろいろとありましたが、お疲れ様でした。また参加したいですね。 頼むから期間中に障害は起きないでほしい。いや、障害はいつでも起きないでほしいし、起こさないように精進しましょう。

*1:最近飲食を目的としてITの勉強会に参加している方々がいることがWeb上で話題になっている

今月の感想

今月は余裕があった日々だったと思う。先月は考えないといけないことが多すぎたのかもしれない。

インフルエンザと新型コロナウイルスのワクチン接種を同日にするとか、職場のイベントにふらっと行くとか、健康診断を受けるとか。 途中で抜けて何かをするということも多かった気がする。

年末年始に向けてやることはある。あるが、ちょっと締切が遠すぎて手がつかないとかそういう状態だったりした。

今月は魯肉飯を作った。最近料理に対する気持ちが低調である。

なんとか前に進めているが、効果的な振る舞いができている気がしないな〜という感覚。