ふんわり放牧

個人の日記です

JJUG CCC 2023 Fall 参加した

新宿で開催された JJUG CCC 2023 Fall に参加した。 Javaと知り合って年月が経つが、Javaのイベント・カンファレンスへの参加は初めて。

所属がJavaを使ってサービスを開発しているので、スポンサーとして参加した。 スポンサーブースに来ていただいた方や、資料を受け取っていただいた方、スポンサーLTを聞いていただいた方に感謝したい。 スポンサーブースで配ったノベルティは会社のサービスを使ってくださってるお店のものも使っている。 しかもデザイナーが今回の会のためにデザインしてて、たまたま出社したときにノベルティ作成中の様子も知っているだけに、 なんかしっかりとやっているんだな〜となった。 こういう、自分たちの作っているものをしっかりと薦められる状況は、三方良しみたいで気持ちがいいなと思っている。 (いま、割れてしまって配れなくなったせんべいを食べているけど、きちんと美味しい)

特に社内資料とかを見ずに書くので、もしかしたら他のメンバーとの認識の差はあるかもしれないが、 B2BSaaS企業がスポンサーをするということは、我々が作っているサービスを導入してほしいというよりも、採用の目的というのはあるんだろうと思う。「あるんだろうと思う」なんて言い方をしたのは、あまり自分がそこを意識せずに参加したところはあったからで。いや、エンジニア募集中と書いた紙を我々は配っていたので、あるんでしょう。 前の日記にも書いたけど、会社がとにかく認知されてないということがあるのではないか、少しでも意識に残ってくれたらありがたい感じ。我々は開発を楽しくやっている、楽しくやっている様子をみて少しでも興味を持ってくれればという気持ちがある。

ところで、JJUG CCC 2023 Fall 期間中にクレジットカード障害が起きていた。 全国的な障害であるから、当然我々もニュースになる前から障害を検知/対応をしていた。 この障害の話を懇親会のLTですれば良いのでは?という気持ちも一瞬よぎったが、どこに原因があろうがサービスを使ってくれている方が迷惑を被っていることを考えると、ナイスでグッドなトークにすることは無理だなとなった。誤解を生まないように書いておくと、人が作ったものである以上、システムは絶対に壊れる。壊れることを前提に、どうやってまるで壊れてないように見せるか、どうやって悪影響を最小限に留めるか、どこまでその手間をかけるかなどなど、そんなことを考えるのはエンジニアリングの面白さの一つだと思うものの、その面白さをうまく開発者に伝えることは準備してない状態から限られた時間では難しいな、となったのだった。ダッシュボードのスクショを撮って「ここが問題ありそうですね」なんて話はシステムの内部を知りたい人にとっては嬉しいかもだけれど、それは浅いだろうし、不特定多数に向けてするようなことではないでしょうし。 そんなことが起きてたから、懇親会でも他の方と全然交流できなくて、構造上「飲食を目的としたスポンサー集団」になってしまっていた*1ところは反省点ではある。 こういう障害対応も面白いポイントではあるなと思うようになってきたが、いざ直面すると緊張感が高く、他の経験豊富なメンバーと比較するとどうしても動揺しがち。必要なトレーニングは受けているはずだが、どうしても実際の場数がものを言う世界でもあるのだろうなと思う。

なんかうまく交流できなかったという内圧を抱えたまま同僚たちと飲みに行った結果、久々の対面での会だったこともあって、いろいろと話し込んでしまい、 終電で帰ることになってしまった。新宿から千葉は遠いのである。 勢いで言語化したことをうまく仕事にフィードバックするのもまた面白いことだと思っている。来週のどこかでやれればな。

いろいろとありましたが、お疲れ様でした。また参加したいですね。 頼むから期間中に障害は起きないでほしい。いや、障害はいつでも起きないでほしいし、起こさないように精進しましょう。

*1:最近飲食を目的としてITの勉強会に参加している方々がいることがWeb上で話題になっている

今月の感想

今月は余裕があった日々だったと思う。先月は考えないといけないことが多すぎたのかもしれない。

インフルエンザと新型コロナウイルスのワクチン接種を同日にするとか、職場のイベントにふらっと行くとか、健康診断を受けるとか。 途中で抜けて何かをするということも多かった気がする。

年末年始に向けてやることはある。あるが、ちょっと締切が遠すぎて手がつかないとかそういう状態だったりした。

今月は魯肉飯を作った。最近料理に対する気持ちが低調である。

なんとか前に進めているが、効果的な振る舞いができている気がしないな〜という感覚。

職場の若者わいわいイベントに参加した

職場で学生の方を呼んでわいわいするというイベントを開催していたので、行った。 特に運営とかそういうのではなかったんだけれど、わいわい要員が足りてなさそうだったので。 結果的に参加者が少なくて、非常に手厚いイベントになってしまったが、参加者の方の社交性に助けられたなと感じた。

会社のフェーズとして、中途の方だけでなく新卒の方もしっかり受け入れられる体制に移行するという状況なのだろうが、 参加者が大量に来てくれるとかではないということは、 しっかりと興味を持って納得をして入ってもらう状態にはなっていないのかなーと思ったり。

何もせずとも人が大量に応募してくるわけでもないし、ITの分野はいろいろレイオフがあったとはいえ、まだ売り手市場には変わりなく、 10年前と比較しても、大学の専攻分野として人気が高まっている状況なので、企業側が頑張ることは多そう。

加えて、首都圏はITの職が多いというのもありそう。 しっかりとブランディングして、学生にとってコスパのいいイベントにしないと、 まぁ人は来てくれないかなという感触もある。

一労働者としては、有能な人間が同僚だと嬉しいし、 エッジの効いた人が来てくれるような環境であることを会社側に求めていくことや、 自分が周囲に良い影響を与えられる存在になることを目指していくことなのだろうなと思う。

Scalaわいわい勉強会 参加した

scala-tokyo.connpass.com

株式会社はてな 東京オフィスで開催されたScalaわいわい勉強会に参加した。 発表内容の感想ではなく、参加して漠然と思ったことについて書く。個人の日記です。

Scala、10年前に本当に少しだけ触った程度で何も覚えていない(github.comに辛うじてコードが残っている)のだけれど、 この1年はJVM言語で仕事をしているのもあり、勉強会の運営をしている id:Windymelt にも紹介いただいたのもあって、ふらっと参加してきた。

Scalaのコミュニティというか関数型プログラミング言語のコミュニティ、ふらっと参加するには恐れ多い印象があったのだけれども*1、 これくらいのノリであれば全然次回も参加したいな〜となるくらいの感じであったな。

参加前に これだけ読めばOK!Scalaの環境構築2023 - Lambdaカクテル を読んでて、手元の端末に処理系は入っていたのだけれど、 道具立てについての理解が甘く、その場で実行してくれ!系の話は聞くだけになってしまったのがちょっと残念。 今回はそういうのはなかったのだけれど、IT系の勉強会でもハンズオンが実施される系の勉強会*2の意義が自分事としてあまりわかっていなかったのだけれど、 今回の私のような、「ちょっと興味あるけど......」くらいの温度感のが参加する場合は、仲間を増やす・いいところを知ってもらうという点では有効な手立てであるのかもしれないなというのを思ったりした。*3

職場でもCTO氏が「RubyKaigiに参加するとわからないことも多いが、そのわからなさが刺激になる」と事あるごとに言っているのだけれど、 言ってることがわからない ことと わからないと表明することを咎められない ことが両立することはとても気持ちがいいことだと思う。*4 わからないことがあるということは、なんかまだ伸びしろがあるというか、自分が知れてないことがある・まだ死ぬわけにはいかないなという気持ちになるし、 一方で「人間が考えてることなんだから、発表してるすごい人よりは時間がかかるかもだけれど、いつかは理解できるかもね」という感覚を持つこととか、 それをオフラインで体験できるのは勉強会の良さであろうと思う。オンライン/非同期だと、孤独になるし、妄想力でめちゃくちゃなペルソナが出来上がってしまうしでよくない。

さて、今回の発表内容自体は「半分程度はわかった!」と言ってもいいのではないか。 個別のツールの名前やできることについての詳細はともかく、この言語を好きな人がどういう概念が好きなのか、ということの最低限はわかっている気がするので、全く何を言っているか意味がわからないとかはなかったはず......。 2時間の会だったけれど、本当にあっという間でした。楽しかったなー。

表参道に来ると、どうしても場所の空気にやられてしまい、ここは俺のいる場所じゃない!!って気持ちになりがち。 そんな気持ちになったので、二次会には参加せずにシュッと帰宅。お疲れ様でした〜。

*1:これはWebエンジニアが多く参加する勉強会や国内外の会議だけでなく、ICFPのようなアカデミックな国際会議に対しても似たような感情を持っています

*2:企業が実施する研修でもハンズオンはあるが、それは業務の一環であり目的が異なるだろうからおいておく

*3:本会にそういうものを望んでいる訳では無いことに注意

*4:もちろん誠実に技術に向き合わなかった結果として、嘘をまるでホントのことのように話すのは最悪だと思うが、それもまた程度問題である。何もかも厳密にすることは難しいという感覚が私にはある

ゲーム COCOON クリアした

COCOONというゲームを紹介するニュース記事が推薦されてきたため興味を持った。 LIMBOやINSIDEという謎解きのアクションゲームを作った方の新作とのこと。どちらも好きなゲームだったため、プレイすることに。 Xbox Game Pass で入手し、Xbox Cloud Gaming(つまりブラウザ上で)でプレイした。

土曜日の昼に始めて、日曜日の夜にクリアした。プレイ時間を見ると4時間半だそうだ。

主人公は虫*1。 操作は単純で4方向の移動とアクションボタンが一つだけ。ダッシュすらできないが、動作が遅くて腹立たしいということはなかった。 世界がオーブの中に閉じ込められていて、オーブは持って動かせるのだけれど、特定の装置を使うとオーブの中を入ったり出たりすることができる。 オーブは複数個あって、それぞれパズル要素がありそれを解いていくというのがメインの内容。ボスもいて、こちらは少しアクション要素が高い。 「オーブが複数個あって出たり入ったりすることができる、ということは、当然......」という感じで、プログラミングでよく出てくるような発想も求められるのだけれど、慣れていればそこまで難しいことはないと思う。 一箇所だけ、「なんかガチャガチャやってたらうまく動いたわ」というところがあったのだけれど、これは事前に考えてアハ体験を得たかった......。

「動作が遅くて腹立たしいということはない」というのはよくできているなーと思っていて、

  • 段取りを間違えたらゼロから組み直ししなくても、途中でいい感じにショートカットや途中保存できるようにしてあるとか、
  • 途中の状態でも確かめることができるとか、
  • 終わったギミックは終わったものとして、操作できなくなり、次のギミックのノイズにならないようにしてあるとか、
  • オーブの出入りでロード時間なく移動できるとか、

そういう積み重ねがいいゲーム体験に繋がってるんだろうなという気持ちになった。

www.xbox.com

store.steampowered.com

store-jp.nintendo.com

*1:3Dアニメっぽい虫だが、全体的に気持ち悪いと思う人はいるかもしれない。ゴア的な表現はなかったはず

職場の会

今日は出社をして、情報共有・交流会。

毎月やっている全社のものとは別に、もう少し参加者を絞って、今後会社がどうなっていくのかを共有するという会。 あとは、終了したプロジェクトの振り返りとかLTとかあるという感じで、盛りだくさんだがあっという間の半日だった。

早い時間から懇親会もあって、食事もそこそこに色んな人と話す。 同じチームの人と対面で話すというのもあるが、チャットでは見かけていたけれど話しかけれなかった人と直接話すというのをやった。

自分も先日まで知らなかったんだけれど、学生時代の知人と同僚が同級生だったという話があって、 同僚の方にはたぶんその話がうまく伝わってないだろうな〜と思ったので、直接伝えたり。

毎日会うのはとてもしんどいという気持ちになるが、 たまに会うのは、適当な刺激になるのだと思う。

テート美術館展に行った

東京の国立新美術館で開催されているテート美術館展 光に行った。

なんか今月はバタバタしていたのだけれど、時間が取れたので散髪の後、スターバックスで時間を潰して、 id:s_atomと待ち合わせて夕方前に乃木坂駅で合流。

Tate、特にTate Modernは行ってみたい美術館の一つで*1、その展示が日本でやるということなので、開催前に見た広告をきっかけにオンラインでチケットを取っていたのだった。 オンラインでチケットを取っていたにも関わらず、入場前にかなりの待機列となっていて、これは想定外だった。ここは東京の美術館で、3連休の夕方であることを忘れていた。 特に人気があったのは、Room1, 2で展示されている19世紀の絵画で、これははっきり言えば人の頭を眺めに来ているようなものであったため、バカバカしく思い早々に抜ける。昔の絵画にしっかりと向き合うには人が多すぎる。今のわたしが流れ作業で見ても、得られるものはさほどないではないでしょう。 草間彌生の展示あたりから人の混雑が減り始めて、20世紀に入り始めると、「まぁ許容」という感じの人の混み具合。「静かにしろ」と言われるほどの静けさもないため、ダラダラと話しながら見れるのはよかったところもある。

ベストはPeter SedgleyのColour Cycle IIIで、これはずっと見ていられるタイプのやつ。 Olafur EliassonのYellow versus Purpleもなかなか良くて、色味が不思議という気持ちに。

没入感があるタイプの展示が好きということがわかってきていて、James TurrellのRaemar, Blueも誰もいなければずっと地面に座って見ておきたいやつだったかも。こういう表現が映像表現やビデオゲームなどに、フィードバックされていってるのかもしれないなと思ったり。 最後に展示されていた、Olafur EliassonのStardust particleは、周囲に拡散している光もゆらぎがあって面白かったのだけれど、直接光があたって壁に写った格子の影が、まるで3DCGのようであった。

大手町に移動し、TOKYO TORCHの様子を見に行く。ビールを飲んで、カレーを食べて解散。お疲れ様でした。

*1:というかMoMAやポンピドゥー・センターなど著名な現代美術館はどこも行きたいというモチベーションがあるわけですが