ふんわり放牧

個人の日記です

友人と会う

自分の家の近くに友人が住んでいるので、ランチでも食べませんかと言って会ってきた。 片道数分歩いて待ち合わせのお店まで行き、食事をした。 話したことは家電の話とか仕事の仕方の話とか、普段興味を持ってることを話したという感じ。前と変わらない。

友人は基本在宅で仕事をしているみたいで、全く家にこもっているという感じではないが、 特別なことでもない限りは「公共交通機関を駆使してまで、何かをしにいきたいわけではない」という印象を受けた。 私の外出の主な目的は、人に会って話をすることが多いので、相手が乗り気にならないことを何もないところから提案するのは気が引けることがある。 ランチくらいなら、なんとかなるかと思ったし、なんとかなったけれど、遠方に住んでいたら多分誘ってなかったと思う。

直接話したことのなかった同僚と「食事でもしませんか」という話をして、ランチを食べに行ったときも思ったんだけれど、 「これ、別に直接話さなくてもいいじゃんね」「オンライン通話でいいじゃんね」という気がしている。 話したいことを話し、聞きたいことを聞き、相手と自分のために時間をつくる。 もちろんオフラインにはオフラインの良さがあって、相手の顔色を伺えるとか、視線が合うとか、複数人で会話が衝突しないとかあるんだけれど、 もともと相手の顔色関係なく話してしまうことも多いし、視線を合わせるのも苦手、5人以上の会合はあまり得意ではない自分にとっては、 2,3人で話せる状況というのは、むしろ好ましい状況なのでは? なんて思ったりもする。

ただ、相手に会う前に何を話そうかなと電車の中で考える時間や、 「あの話は失敗したな」「もっと話したかったけれど、また会えばいいか」なんて相手との話した内容を思い出しながら夜道を歩く時間は、 オンラインで失われたものだなぁ、と思う。 会話する(仮想的な)場所やネットワークを提供することや、瞬時に電話会議ができるなど高速化することはコンピューターの得意分野だけれど、 何も提供しない時間を作るのはちょっと難しい。

ところで最近はオンラインでゲームをしていて、それは同僚だったり、大学の同期だったりするんだけれど、これはこれで面白いと思う。 10年以上ゲームをじっくりやっていなかったので、再発見というところだろうか。 一つのことをみんなでやるという点においては、自分が飲み会に求めていたものとさほど変わらないのかも。 ゲームの合間にちょっとした話をするくらいで、丁度いいということもあったりする。

いろいろとうまくいってないことも多いが、この状況にうまく適応するしかないと思う。 職場も私個人もそっち側に賭けているし、せっかくソフトウェアの仕事をしているんだから、そちら側で夢を見てもいいんじゃないのという感じ。