新しいパソコンを購入した。私物のPCとしては2017年ぶり、ずっとラップトップPCを使っていたので、初めてのデスクトップPCとなる。
購入したのは、ZOTACという会社のベアボーンキット。メモリとストレージとOSを自分で調達するタイプのもの。 以下は公式の通販サイト。
購入の経緯
レビューではないので、ダラダラ経緯を書く。
経緯としては、4年近くラップトップPCであるThinkPad X1 Carbonを使っていたのだけれど、買い替えの時期だなという気になったし、 引っ越しもある程度落ち着いたため、買うかなという気になっていた。 ThinkPad自体に不満はあまりなくて、キーボードもいいしディスプレイも悪くない、 重さは約1kgとかで、最近の600g台のPCよりかは重いけれど、それでも持ち運びは便利だし、 Linuxのインストールも多くの人が試しているので、ハマりどころが少ない。 ただ、外出をしなくなったし、PCを持ち運ぶときでさえも仕事では社給端末があるため、「ラップトップPCにこだわる必要もないな〜」という気になった。
ところで、いくつか買ったはいいけれどGPUを所持していないために、快適にできないゲームがあったので、 これを機会にゲームができるPCを購入してみるかとなった。 GPUで動くプログラムの話もないわけではないけれど、こちらは代替手段はいくらでもあるので、あまり考慮はしていない。
ここ最近周囲で自作PCをする人たちが増えていたので、私も流れに乗ってやってみるかという気になり、 DOS/V POWER REPORTをKindle Unlimitedの読み放題で読んだり*1、 周囲の人にどういう構成/価格で組んだか聞いたり、 自作Youtuberの動画を見たりしていた。
どうもCPUはIntelのCoreシリーズではなく、AMDのRyzenってやつが良さそうってことはわかり、 しかも昨年冬頃に出た第四世代のRyzenはかなりよいらしいが、定価で売っているところはなさそうなくらい、品薄。 また、GPUも最近マイニングの需要が高まり、年明けくらいから手に入りにくくなっている。 どちらもBTOのPCでは入手できるが、メジャーなBTOのPCのケースはあまり可愛くないな〜と思っていたし、 パソコンショップSEVENというBTOショップはケースからパーツから細かいところまで指定できるので、 自分好みの構成は組めそうだったんだけれど、それでも平常時よりも3,4万円は割高かな〜という印象。 なにより、経験として自作をしてみたいという希望もあったので、「これで安易に入手してみていいのか」という気持ちもあり、 購入寸前で考え直すという状況であった。
それがなぜベアボーンキットのMAGNUS ONEを買ったかというと、 昨年、PC購入に悩んでいたときに同僚に「IntelのNUCというミニPCは、 構成を自力で変えれるのも面白い」とおすすめされていたというのもあったし、 直接的には、GoogleのニュースアプリでMAGNUS ONEのニュース記事が推薦されたというのもあるし、 それを見て他の人にシェアしたくなるくらいには、かわいい感じだったし、 さらに発売後の発売元公式のYoutube動画で、ZOTACの中の人の紹介というか話しっぷりが素直な感じで魅力的に思えたというのもある(下の動画)。
引っ越しして部屋が広くなったので、ATXのPCケースも余裕で置けるわけだけれど、 部屋全体の配置はまだ決定したくなかったため、小さいPCというのはかなり魅力的に思えた。 Intel CPUで小型の自作PCを組もうと思えば不可能ではないのだろうが、 調べるのも面倒だったし、未経験でやるのはハードモードかなと感じ、 自分でやろうという発想にはなれなかった。 あと、GPUを待ち続けるのも面倒だなと思ったのもある。この週末も定価でECサイトでは売りに出されているようだけれど、 すぐに売り切れているようで、全くやる気にならない。数ヶ月待てば入手できるのかもしれないが、今回はすばやく入手することに。 小ささを金で買うというのを目指したところがあるのだと思う。
ということで、先週週末の深夜にECサイトで注文を実施。パーツも同じタイミングで複数のECサイトより購入。
本体は注文して5日後ぐらいに到着。その数日後に売り切れてしまった。危ないところだった。
構成と価格
下の画像はよくあるやつ。パーツは本体に入っているので、迫力がない。これは仕事中に暇だったので撮影しました。
以下表でまとめる。
種別 | 品名 | 型名 | 価格 | 購入先 |
---|---|---|---|---|
ベアボーンキット | MAGNUS ONE | ZBOX-ECM73070C-J | 176,055 | 公式EC |
メモリ | Crucial DDR4-2666 16GB×2枚 | W4N2666CM-16GR | 15,422 | Amazon |
SSD | Corsair MP510 960GB M.2 SSD | CSSD-F960GBMP510B | 16,700 | ひかりTVショッピング |
SSDヒートシンク | 長尾製作所 M.2 SSD用ヒートシンク | SS-M2S-HS01 | 1,055 | Amazon |
合計 | - | - | 209,232 | - |
ZOTACの公式ECサイトで会員登録すると、割引が効く。 ひかりTVショッピングではLINE Pay支払い10%OFFの割引や使い切りたいぷららポイントを使ったので、上記よりも安い。 Amazonもセール時を狙ったのでポイント還元があった。 といいつつも、15万円とかには流石にならないので、高い買い物ではあった。 メモリやSSDの選定のために、DOS/V POWER REPORTを眺めたりはした。 上に貼ったYoutubeでは、SSDヒートシンクのことも話されていたため、購入。高さは1.5cmまでいけると言っていたが、余裕のサイズのものを買った。
作業時間は30分くらい? SSDヒートシンクをSSDに取り付けるのが一番時間がかかったと思う。 本体へSSDを取り付けるときのみ、プラスドライバが必要であるが、それ以外は手で回せるネジ(柔らかい)を回すだけでなんとかなる。
Linuxのインストールとか
このPCの想定された購入者はWindowsを入れてゲームをするとか、Adobeソフトを動かすとかそういうことなんだろうが、 これまでずっとLinuxを使っていたので、Linuxを入れてみた。 上の表で記載したSSDにはWindowsをインストールしていて、 パーティションを切って入れることも考えたが、なんとこのマシンにはSSDのスロットが3つもあり、2つは余っていたので、 もったいない精神で、SSDを追加購入してUbuntuをデュアルブートにすることにした。
Samsung 970 EVO 500GB PCIe (最大転送速度 3,400MB/秒) NVMe M.2 (2280) 内蔵 SSD MZ-V7E500B/EC 国内正規保証品
- 発売日: 2018/05/11
- メディア: Personal Computers
ハマりポイントらしいハマりポイントはなかったが、
- デフォルトでNVIDIAのドライバは入らないので、画面が出力されない
- 無線モジュールのドライバが認識されないという問題
あたりは、初めて遭遇した出来事であった。
まとめ
小型PCということもあって、騒音が凄まじいかと思ったが、 ファンが頑張るのはゲームしているときくらいで、その時はヘッドホンをしているのであまり気にならず。 熱はどうなんでしょうか、小さい筐体でファンを一生懸命回す必要があるので故障しやすいとかはあるのかもしれない。 ゲーム中、GPUの温度を眺めていたけれど、55℃とかそれくらいだった。
5年くらいは使えるといいですね。
*1:1ヶ月以内で読み終わるなら、雑誌購入するよりも安い