人に影響されてものを買うシリーズ,その2.
会社の金で買っても良かったが,自費で買うほうが容易なので,自費で購入した.
前提
自宅でオンライン会議アプリを使って会議をする毎日を過ごしている.
先月,ガッツリリモートで社外の人とZoom会議をやったのだけれど,
相手の音質の悪さが辛くなって,自宅環境を整備しようという気になった.
ヘッドセットだと職場で買った Jabra Evolve 30 を自宅に持ち帰ったり,
以前から持っていた ゼンハイザーのPC8 USB を使ってたりしているのだけれど,
長時間付けていると耳や頭が痛くなるということがあったため,なんとかしたいと感じていた.
先行事例
AfterShokz Aeropex - hitode909の日記 でも触れられていたが,
骨伝導ヘッドセットというものがあり,これは頭や耳への締め付けもなさそうで,よさそうだと思っていた.
ただし,Bluetoothのヘッドセットのプロファイルの問題で
音質が低下するということが起きることは,既に持っているBluetoothヘッドホンのヘッドセット機能を使っていて思っていたことで,
これが唯一の懸念点だった.
音質の劣化は,集中力を削ぐ原因だと感じているため,極力なんとかしたいと感じていた.
作戦
入力と出力を分離する.具体的には,マイクを別に調達し,入力はマイク,出力は骨伝導ヘッドセットということにしたい.
ということで,買った.
こちらはタイムセールで15,998円で購入.
www.soundhouse.co.jp
マイクは7,458円で購入.こちらはUSBでも接続できるモデル.
風防やデスク用のスタンド,キャノンケーブルなども付いてきてこれさえあれば今すぐにでも配信者になれるという感じのセット.
インタフェースがUSB-Cでないのが難点であったが,固定して使うだろうと思い,気にしないことにした.
上記の他に,マイクを机に取り付けることができる50cmのアームを購入.
ディスプレイの裏からマイクを通し,会議のときだけ口元に持っていくというやり方にしている.
使用感
同僚と電話会議をすることで,雑な主観評価をした.機材として利用したのはWindows10のPCとiPad.アプリは職場で契約しているもの.
まず,AfterShokz Aeropex をヘッドセットとして使った場合,
こちらの音声は,USBの有線ヘッドセットと比較すると,明らかに音質が下がるという評価をされた.
あちらの音声についても,やはりBluetoothの残念なプロファイルクオリティということで,
数秒であればいいが,長時間使用すると辛いことになりそう.
次に,AfterShokz Aeropex & SAMSON Q2Uの組合せ.
利用者としては,頭の締め付けがないのがいい.プロファイルを正しく選択すれば,音質も悪くないと感じる.
ところで,自宅から利用した場合,もともと使っていたUSBの有線ヘッドセットが一番聞きやすいというコメントをもらった.
発話自体は変わらないが,マイクが家の環境音を取ってしまうというコメント.
やはり.口元にマイクがあるのは,いいんだろうなと感じた.
今後の課題
あえてiPadを使って会議をすることもあるのだが,
上記のように出力と入力をわける設定は iPadOS ではできなさそうということがわかった.
音を操作するアプリがありそうな気もするが,調査していない.
また,無線ヘッドセットの難点と指摘される,バッテリー切れの問題にはまだ遭遇していない.
実際のところ,何時間くらい持つのだろうか......
ヘッドセット一台よりは高い買い物*1だけれど,面白い組合せで仕事ができるようになったなと思った.