ふんわり放牧

個人の日記です

誕生日でした

先月29歳になりました.

ちょうど新婚旅行で海外に行くために飛行機に乗っていて,日付変更線こそ超えなかったものの, 出発した日は誕生日前日で,到着したときには誕生日当日になっていたという感じ. いつの瞬間祝うべきだったのでしょうか.

何名かの皆さんからは,Amazonほしい物リスト経由で誕生日プレゼントを送っていただきました. わざわざありがとうございます. ここ数年はなんとなくほしい物リストの宣伝はやめていて,昔に比べればずっと落ち着いている誕生日を過ごしています. 学生寮にいた頃,毎日何回も配送してくるヤマト運輸のお兄さんに「なんなのこの宛名は?留学生なの?」と,我が家にhogehogeさんがいると勘違いされたことが懐かしい. あの頃に皆さんから頂いたすべての本を,まだ読み切れていないということがなんとなく気になっていて, とはいえ,自分で考えられるほしい物は本くらいしかないし...... ということで,本だけ別のほしい物リストにわけたり,昔のように宣伝しなくなったのでした. もちろん,受取拒否をしているわけでもないので,気が向いた方はぜひどうぞ. これまでも送っていただいている方は,今後も末永くよろしくお願いします.

宣伝をしなくなったといえば,Facebookの誕生日の情報は非公開にしています. 毎年それなりに誕生日メッセージを送っていただいていて, 特にTwitterでは繋がっていない人たちからのメッセージは懐かしさを呼び起こすには十分で, 「元気でやっているのだろうか」とか「今度会えるときがくるのだろうか」みたいなことを思ってしまいます. 一方でやりとりの面倒くささというか,FacebookはROM専用でいいやという気持ちになっていて, 自分の情報は少しばかり非公開にしてみようかなと思って設定を変更したのでした. こちらに関しては,気持ちが変わればまた公開にするかもしれませんが.

誕生日は新婚旅行をしていたと上に書きましたが,マルタ島に滞在しました. 地中海性気候の島はよかった.冬とはいえ日本より暖かいので,また行きたいという気持ちに. 一応ブログエントリーにまとめるつもりでアウトラインは下書きにして, 書き進んだ1日目だけは公開しています. 徐々に忘れはじめてて,旅の日記は難しいなと思います. 今もちょうど中谷美紀さんの旅行記を読んでいますが,よくこんなに覚えてるものだなと感心してしまいます.

インド旅行記〈1〉北インド編 (幻冬舎文庫)

インド旅行記〈1〉北インド編 (幻冬舎文庫)

今年もいくつか抱え込んでしまうようなので,辛くならない程度にやっていきたいです.

使っている鞄について

以下のエントリを受けて,旅行用の装備についてまとめる.

blog.sushi.money

ちなみに,Twitterによると既に購入済みのよう.

持ってるもの/持っていたもの

考え方

  • 滞在先や移動経路によって最適解は異なる
    • 例えばインド国内は,首都のデリーでも舗装されてない道や段差が多いため,スーツケースは使いたくない
    • 仕事で行くようなところだったり,きちんとした服装を持ち運ぶ必要があるなら,スーツケースがいいかもしれない
    • 長時間の徒歩移動などがあると,まともなバックパックじゃないと体が駄目になると思う
  • セキュリティのための考え方
    • どこの国でも基本的に個室があるところを選ぶので,不在時のセキュリティについてはそこまで心配していない
    • 一方で万が一ということもあるので,ファスナー付きのリュックを選ぶ
      • アウトドア製品だと,この辺が弱いと書かれてる
      • KANKEN Laptop15”をインドで使った時は,すべてのファスナーに南京錠をつけていた
        • 観光地ではリュックを預ける必要があり,安易に開けられないようにしたい
      • 南京錠にシールを貼られて厳封されたこともあったと思うけど,もはやどこか覚えてない
      • 「ポテチ開け」というファスナー開封テクニックがあって,CABIN ZERO製品はそれができないので優れているという触れ込み
        • ナイフなどで開けられたら,もはやどうしようもないが......
          • どうせ服くらいしか持ち運んでないから,わりきるという考え
    • 「母艦」と「普段使いのかばん」というペアを想定している
      • 母艦: 滞在先においておけるようにする/簡単に開けられないようにする/開けられたことを感知できるようにする
      • 普段使いのかばん:どこにでも持ち運ぶ
    • パスポートは別に管理する
      • パスポートポーチなどを使う

ケース1: インド旅行(国内複数都市移動あり)

使ったかばん

もはや記憶が定かではないのだが,

  • KANKEN Laptop15”

概要

初めてのインド旅行. インド北部で開かれた結婚式参加も含めた,9日間の旅. 服装はジャケットとシャツという比較的カジュアルな感じのため,バックパックにすべて詰めた. インド南部へ移動するために,国内移動でLCCを使おうと思ったので,そこでの制約が一番効いていたと思う.

www.goindigo.in

Hand Baggage の制約として

Maximum Weight: Only one bag weighing not more than 7 kgs. Dimensions: 55cm x 35cm x 25cm

重量の7kgというのは強く覚えているのだが,サイズはこんなものだっただろうか.

ここで使ったカンケンバッグは,もう捨てようと思っていたもので, どうせ砂まみれになるだろうからと雑に扱っていた.

ケース2: インド旅行(国内複数都市移動なし)

使ったかばん

  • CABIN ZERO CLASSIC 44L(母艦)
  • モンベル ポケッタブル ライトショルダー S(普段使いのかばん)

概要

インド北部で開かれた結婚式参加も含めた,8日間の旅. 国内の移動は列車とバス.80Lのスーツケースは列車持ち込みはスペース的に困難だったかも. 服装はローカルの服装を現地調達したため,スーツなどは持って行ってない*1. ケース1で使っていたかばんは捨ててしまったので,新しく調達した. モンベルのショルダーバッグに財布や携帯電話などもろもろを入れて,活動していたと思う.

ケース3: マルタ旅行

使ったかばん

  • Proteca スーツケース 80L(母艦)
  • marimekko Buddy バックパック(普段使いのかばん)
  • ポケッタブル ライトショルダー S(未使用)

概要

新婚旅行でマルタに行った.スーツケースには2人分の荷物を詰めた. 飛行機では会社に行くときに使っているバックパックを機内手荷物にして,スーツケースは預け入れ荷物にした.

不満

  • CABIN ZERO
    • なんともいえないダサさがある
      • 色選択のセンスがないという自分の問題かもしれない
      • 安いから仕方がないと割り切る
    • いろいろ詰めると,肩が痛くなる感じがあるかも
      • 登山用ではないので割り切る

ところで

インド行きで皆さんにおすすめしているのは,以下のマスクです.

11月や12月1月と行ったが,都市部の排気ガスはヤバい.夏場は違うかもしれない.

*1:インドの大都市で働く20代から30代の男性の服装が,ビシッとしたスーツやフォーマルな格好でとても格好良かったことが印象的だった.

2019年1月のマルタ旅行(7)

七日目.ドバイに到着するころには既に日付がかわっていた.

行きの時は3時間くらい時間があったが,帰りは2時間弱くらいの乗り換え.航空券を取った時は正直うまく接続できるか心配だったけれど,今回の旅では遅れることはなかったと思う.

ドバイに到着したときには深夜だが,空港の中は活気があってびっくりする.深夜便もたくさんやってるのでそれはそうなんだろうなと思う.ここでも遠くまでは行かないもののすこしばかり歩いた気がする. 隣のゲートは韓国行きということで,入り口の付近は日本人と韓国人が多い.きっとエジプトから帰ってきた人もいるんだろうなと思う.

ドバイから成田までは10時間くらい飛行機に乗っていただろうか.

filmarks.com

機内ではかもめ食堂があったので,観た.単純なのでフィンランドに行きたくなった.できれば夏場に行きたいものだが.

やりたいと思っていることの一つに,友人と海外旅行に行くというのがある.といっても,後輩とインドに行ったことがあるので,まったく経験がないわけではないのだけれど. 興味のある事柄について目的を持ってその土地を訪れるというのをやってみたいのだと思う.でもお金とか時間とかいろいろ成約があって大変そうだなと思ったりもする.難しいのかもしれない. いろんな人に話をしてみて,でもうまく乗ってくれるのは20人いて1人くらいいればいいほうなのかなと思う.これは相手だけの問題ではなくて,僕と旅をしたいかという話にもなるだろうし.

僕は鉄道がそれなりに好きだし,長距離の鉄道に乗るのもいいし,都市部の公共交通機関に乗るのもいいと思う. クラフトビールが好きなので,その土地の飲み屋だけではなく,今回醸造所に訪れるというのもいい体験だなと思った. 一方で,旅に対する疑念みたいなものもある.「わざわざ金を積んでまでしなくてはならないものなのか」とか「読書や映画鑑賞で代替できるのではないか」とか.「Googleストリートビューでいいじゃん」って話を学生時代に主張したこともあったっけ. この疑念に対する自分なりの回答としては,確かにメディアは不満はあれどとてもよくできていて,それで代替手段になる場合もある.作り手も多いし,本当に不満がないレベルで供給されていると思う.だけども,見たいものは人それぞれだし,自分が知りたい適切な粒度で記述されてることはまだまだあまり期待できない.それに満足できなさそうなら休みでも取って移動したほうが早いのかもしれない. それにくわえて私が関心があるのは,そこに訪れる人の暮らしだったり雰囲気だったりするし,街の仕組みを眺めることやちょっとしたコミュニケーションだったりする.どちらかといえば他人との関わりのようなものにも関心がある.読書や映画鑑賞から情報を受けとるのは,既にあるメディアから私に対してという一方向の流れ,個人的なものだろうから,個人的な体験を超えたくなったときに移動をし始めればいいのかなと思うようになった.1人で見て読んで満足できるならそこに居続ければいいし,そうでないならば移動し始めればいい,と.

妻との旅行はそれなりに面白くて,行った先もせかせかせずに滞在できたのが良かった. 滞在先では私がざっくりこうしたいと言ったら道案内は任せきりにしても大丈夫だったりして,安心できる.自分で細かいプランを立てなくても済むというのが良かった気がする.大枠だけ決めてあとはその日に決めるというのは,贅沢な時間の使い方だなと思う.観光地がたくさんあって,見たいものがたくさんあるとかなるとそうはいかないだろうけれど.あと適当にやろうという姿勢が,なにか決めておかないと困ってしまう彼女には迷惑だったかもしれない.せめて私はやりたいことを頭の中で勝手に決めずに,極力言語化すべきなのだと思う.

飛行機の中では円城塔の小説 『プロローグ』を読み終わった.

プロローグ (文春文庫)

プロローグ (文春文庫)

年末年始には『エピローグ』を読んでいた.

エピローグ (ハヤカワ文庫JA)

エピローグ (ハヤカワ文庫JA)

対になる小説,一方は純文学(と称されるやつらしい)でもう一方はSF.どちらも面白かった. プロローグはRubyMeCabGitHubなどが出てきたりする.だからなんだという話ではあるが.

成田に到着すると夕方.晩御飯を成田空港のコンビニで買って,NE'Xに乗って帰る. 東京は寒い,なんて言いながら帰ること.

帰国後の1週間は時差ボケに悩まされることになった.

2019年1月のマルタ旅行(6)

六日目.滞在最終日.

ホテルの朝食も最後.少しだけオリーブオイルを多めにかけたサラダを食べた.

時間があったのでチェックアウトの前にバレッタを少し観光してから出ることにする. 大通りを通って, Lower Barrakka Gardens に到着.

www.tripadvisor.jp

なんともいえないゆったりとした感じのするところ. 普通の公園に思えたけれど,これでもWikipediaにページがあるくらいなわけで,面白い. ベンチが無限にあるので座って海を眺めていた.この公園から見える港は昨日通ったほうとは違って,大型のフェリーなども入ってくる港になっていて,確かに広い.

公園を出て街をブラブラしていたら,お菓子とお土産物を売っているお店があったのでそこで友人たちに渡すお菓子を買った. また昼食のために評価の高いサンドイッチ屋に行く.

www.tripadvisor.jp

いわゆるパニーノというやつなのだろうか.顔のサイズほどある.これもまたとても美味しかった. 向かって左隣はサラダ屋さん,右隣はLottery売り場で,酒を飲むおっさんたちがいたりして興味深い. 先日も行った劇場のところまで戻って,座って食べることに.

ホテルに戻り,チェックアウト.チェックアウト時に環境税の徴収についていろいろ言われたが,何を言ってるか全然わかんなくて英語で「好きなようにやったらええ」みたいなことを言ってしまった.ただただクレジットカードを出せばよかったんだけれども.

ヴァレッタのバスターミナルに戻り,空港行きのバスに乗ろうとする.バス停には大荷物のお兄さんがいて,無茶苦茶急いでるようで,ネットを貸してくれとか携帯電話を貸してくれとかそういうことを言われた.バスがこないしタクシーに一緒に乗ろうといわれたので,まあええかと思い,配車アプリを入れる.日本語入力に最適化されたキーボードにとまどいながらも(例えば確定するまではテキストボックスに文字が入らないとか),認証が終わったところでバスが来る.彼は運転手に問題がないことを確認して,タクシーを呼ばずに済んだ.

空港に到着.カウンターに行き,荷物預け,話しながらやってて気楽だなと思う. 搭乗券の確認のためのゲートは簡素なもので,日本の自動改札機のよう. 手荷物検査も仰々しいものではなく,普通に通過できる. 手荷物検査を通過するとすぐにお土産物屋ゾーンがあって,LCのビールなどもあった.

制限エリアは2つにわかれていて,シェンゲン協定内の移動とそれ以外. 国内線と国際線みたいという話をしたが,マルタには空港が1つしかないので,どっちも国際線ではあるよね,と話した. シェンゲン協定内のエリアのほうが飲食店も複数ある.

時間がそれなりにあったので,奥の方のフードコートで軽くビールを飲んだ. 正月にNHKで放送されていたらしい空港ピアノの実物を見たりもした.YAMAHって書いてあった気がする.

時間が近づいたのでシェンゲン協定外に出る人の待つゲートに並ぶ.こちらでも何も聞かれずに出国. こっちのほうは簡素なもので,ちょっとした免税のお土産物屋とこじんまりとしたフードコートくらいだっただろうか.ライアンエアーの便が結構遅れてたようで,とても長い行列を見た.

ゲートが開いたので,ゲートを通る.私の前の日本人*1が出れないとかで,私達も待つことになる.ここではモバイル搭乗券を見せたのだけれど,そのあと乗り継ぎで使う搭乗券はダウンロードできなくなってしまったので,スクリーンショットを取っておけばよかったと思った. 席に座った後に紙のリストを持って航空会社の人が再度確認しに来たのも問題なく対応.

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バスから飛行機に乗る

ここからキプロスを経由してドバイまで,逆向きの旅が始まることになる.

携帯電話,大手キャリアを使うと海外でも定額で使えたりするんだけれど,ここにきて24時間無料のクーポンを使う.

*1:この人は入国時も私の前に居て一人旅のようだった

2019年1月のマルタ旅行(5)

五日目.

朝食は相変わらずホテルのビュッフェ.品が変わるということはないので,前に食べて美味しかったものを選んだと思う.席も見晴らしのいいところを勧められたが,人も少なかった気がする.時間によるものかな.

この日は天気が悪いことがわかっていたので,ヴァレッタの北の向こう岸にあるスリーマ,そしてセントジュリアンズを目指す. ヴァレッタとスリーマはフェリーが運行されているのだけれど,我々はバスで向かうことにする. セントジュリアンズはヒルトンやインターコンチネンタルホテルなどの外資系ホテルが多く,周囲にはカジノやショッピングモール,ナイトクラブなどが整備されていて,スリーマはどちらかといえばローカルな雰囲気がある土地という印象. 我々はしばしばショッピングセンターを巡ることがあって,今回もまたガイドブックに載っていた3個所のショッピングセンターを巡ることを意識した.

ヴァレッタからセントジュリアンズへはバスで向かった.いくつか行き方はあったけれど,セントジュリアンズのバスターミナルまで向かうバスに乗車.海沿いを進む.ヴァレッタは昔ながらの街という雰囲気だったが,スリーマやセントジュリアンズはそれに比べれば近代的.

1つ目の目的地である Bay Street Shopping Complex に向かう.建物自体は洗練されてるけど,周辺のリゾートホテルがオフシーズンのためか,人もまばらでショッピングセンターの中は閑散としていた.中にあるCosta Coffeeは満席だったかな.雰囲気としては川崎にあるチネチッタの映画館の入ってる建物に似てたかも.

St George's Bayという砂浜が近くにあって,岩の浜辺が多いこの近辺では珍しく砂浜とのこと.夏場になると海水浴客が増えるのだろうなと思いながら,砂浜を端から端まで歩いた.海の水はかなり透明でびっくりするくらい.

そこからどんどん南下していく.バスに乗っても良かったけれど,歩くことにする. そろそろお昼ご飯のことも考えていて,近くにはヒルトンなんかも入っているマリーナがあって,4sqの評価が高いお店なんかもあったのでそこを目指す.

雨が降っているか?とか言いながらも,若干迷いながらも到着し,確かに評判の良さそうなお店があることを確認.マリーナ・テラスという名前だった気がする.

とりあえずここではないところに行こうという話になったときに,土砂降りの雨. 日本料理店の横で雨宿りをしながら今後の計画を立てる. 歩いて評価の高いピザ屋に行こうという話になった.

そこからは海沿いを結構歩いていく.行きのバスで見たお店,日本料理店やレストランなどなど. 海沿いには教会やLOVEと書かれたモニュメントがある.相変わらず海は綺麗. ショートカットのため海沿いを外れて町の中に入ると,学校があったりお店があったり.急な坂もあったりした.

www.tripadvisor.jp

小さいホテルの中のレストランという雰囲気.客はほとんどいない. メニューからどれを選べばいいかわからないくらいには,食べ物もピザの種類も多い.特にピザの種類はすごくて,1ページに10種類くらい書かれてるものが5ページくらい.この中から選ぶのは難しい...... 前菜,コロッケのようなもの,ピザ2枚.デザートのピザ.どれも美味しかった. あと,ワインをグラスで注文もした.でもここで頼んだのはマルタのワインじゃなかった気がする.

お腹いっぱいになったので,腹ごなしに海沿いを南下.海沿いの岩をくり抜いてプールにしたところ.海岸に降りないと見えないのだけれど,人が歩道の下には通路があって,グラフィティをかいてる人たちが下にいたりした. 海岸の岩の上を歩きながら次のショッピングセンターに移動.

2つ目のショッピングセンターは The Point というところ.半島にあるからか高低差があって4階建てくらいだが地下に潜るタイプの施設だった.地下には駐車場もあるのかな. ここがショッピングセンターとしては大きめだなと思っていて,結構長居した気がする.何かを買って休憩したりお土産を買えばよかったけれど,特に買うものもなく上から下まで見回って外に出た.

外はリゾートマンションのようなところと繋がっていて,どういう人が住んでいるのだろう・滞在するのだろうという気に. こちらでも海沿いを歩く.

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スリーマからみたヴァレッタ

フェリー乗り場付近まで歩くと商業地区になる.ZARAなどがある. 3つ目のショッピングセンターはこの付近だが,と思って歩いたら Plaza shopping center が近くにあった.こちらは若干庶民的な感じ.上の方はオフィスのようだった. こちらも上から下まで巡る.ギフトショップに入ったりした.

外に出てどうしたものかと思ったが,バスでここを通ったときにSuperDry Storeがあったことを思い出して,そちらに向かう. こちらの店はヴァレッタの店舗よりも広かった.L字型になっていて,入り口が2つあるタイプ.面白い. こっちに来てから気づいたけど,50人に1人,いや20人に1人くらいはSuperDryの服を着ている気がする.言い過ぎか.

隣にはTower Supermarketというスーパーマーケットがあって,こちらも地下に潜っていくタイプのお店. 1階だけかと思いきや,カートを載せるタイプのエスカレーターがあって地下2階まである. こちらでは声のでかい日本人観光客の集団を見かけて「カルフールなのね〜」「私,こういうの(野菜)見ちゃったら,自分で作りたくなっちゃうわ」なんて大声を出してるもんだから,若干気が滅入った. どうして声がでかいのか. こちらでは,妻が職場向けのお土産を買ったりしていた,と思う.

ガイドブックにも書いてあったソープ・カフェという石鹸屋に入ってお菓子のような石鹸を眺めたり,カフェ・ベリーというコーヒー屋を横目に見たりした. バスに乗ってホテルに帰る. ピザは腹持ちがいい.またもやディナーを食べずに寝た.

2019年1月のマルタ旅行(4)

四日目.

翌日の5日目が天候が悪いという予報だったため, この日は北にある島,ゴゾ島へ観光に行くことに.

朝食もまたホテルのビュッフェ.この日はマフィンをいくつか食べた気がする. 自分たちと同じくらいかそれよりも若い日本人のカップルの観光客がいることを観測.この人たちはここ以外では見なかったなぁ.

ヴァレッタのバスターミナルからバスに乗り,マルタ島の北にあるフェリー乗り場まで行く. ヴァレッタのバスターミナルはGoogleMapからのルートを信用して車道を横切りまくっていたけれど, 交通量も多いし,素直にバスターミナルの乗り場の方に行ってから移動したほうが安全. ここはインドではないんだよなと思う. 交通といえばマルタの人たちは,横断歩道で待っていると結構止まってくれる. 観光地ばかりを歩いていたからそんなものかもと思ったがどうだろうか.

マルタ島を南から北まで向かう. 町中を抜けると,田園風景があったり,海沿いの港の通りを抜けたり, アップダウンがそれなりにあって退屈はしないなと思う.

ゴゾ島とマルタ島を結ぶフェリーは30分に1本くらいで交互に往復していて,便利そう. バスを降りたらすぐにフェリーが出るとかで,往復分のチケットをすぐに買って乗る. 行きはチケットのチェックはされなかった. 妻は久々のフェリーの雰囲気が良いようで,そこそこ盛り上がっていた気がする.

たかだか数分の移動だけれど,決して小さくないフェリーで, 十分に待合室には椅子とテーブルがあるし,展望スペースも充実.中には売店やフードコートもあった. 僕らは外に出て海をずっと見ていた気がする. ブルーラグーンという海の綺麗なスポットがあるコミノ島を横目に見ながら,ゴゾ島に到着. 光を浴びて海の色がなかなか綺麗だった.

フェリーターミナルを出るとバス停がある.ここで初めてタクシーの客引きに出会っただろうか.フェリーから出てきた大量の客を狙って声をかけ続けているが,そこまでしつこくはない. 観光用のバスではなく,普通の路線バスに乗って街の中心に行く.こちらでも空港で買ったバスの回数券のカードは使える.

ゴゾ島の中心,ビクトリアに行く路線バスはいくつかあるのだけれど, その中でもあまりパッとしないというか,いろんなところを寄り道するバスに乗ってしまった.

街の中心はヴィクトリアというところ.Victoria Local Council のある中心部の広場には教会やお土産物屋が周囲にある. 雰囲気がいいなと思ったのは,広場の周囲にはカフェのテラス席が出ているあたり.

そこから少し坂を上がっていくと, Cittadella という城塞があって, そこは教会があったり,裁判所や昔の刑務所,あとは美術館があったと思う. なかなか綺麗に整備されていてエレベーターやスロープなども完備している. Cittadellaの中にある教会の中を見学する.昨日行った教会に比べると少し威厳に欠けるところがあるなと思うが, 一方でキリストのリアルな像があったり,地元の人がお祈りしていたりと悪くない雰囲気であった.

城塞の上の方は展望スペースにもなっていて,日向ぼっこに最適. Wi-Fiも飛んでるし天気もいいしでずっと過ごせる感じだった.

Gozo

マルタにはやたらと猫がいるので猫を追いかけたり,周りの様子を眺めたりしていた. 一番穏やかなときだったと思う.

お昼ご飯はガイドブックに載っていたCafe Jubilee.

www.tripadvisor.jp

メニューの目立つところに書いてあったラビオリ*1と, あとはお米が入ったパイだっただろうか.二人で分けて食べた. スープかフレンチフライを選ぶという感じのことを聞かれて,フレンチフライを頼んだんだっけ.

隣りにあるJubilee Foodsで職場と家族へのお土産を買った.オリーブオイルは持って帰るのが大変そうだし. メインの料理ではないのだけれど,ここまでの食事で出てきたケッパーの酢漬けというのがなかなか美味しいことに気づき, ここでも瓶詰めで売っていたため買って帰ろうか迷う. 店員がずっと電話をしていたので,適当な感じで会計をしてもらう.器用だなと思う.

あとは行きたかったところとして,ローカルのマイクロブルワリーとお土産物屋に行こうということになる. ゴゾの中心部からはバスに乗っていったほうがいいくらいの距離だったので,バス移動. バスに乗ると高校生くらいの子たちと乗り合わせてそこそこの満員バスに. 降りるということをきちんと主張しきれなくて降りれなくなりそうだったけれど,なんとか他の乗客の人に助けてもらったりした.

何にもなさそうなところで降りたけれど,少し歩くといろいろあるらしい. お土産物屋は閉店時間がなかなか早くて,途中で行くのを諦める. 代替手段として行きのバスで見えたとんでもなくでかいドームを持つ教会に行った.

Rotunda of Xewkija - Wikipedia

教会に入ると後ろの方に居た高齢の女性に,寄付をすれば上の展望台に登ることができるぞなんて言われたのだけれど, 妻に聞いても興味がなかったぽいので,じっくりと中を見るだけにする.こちらでも人々がお祈りをしていた.

その後,マイクロブルワリーの Lord Chambray Beers に移動. スーパーマーケットやワイン屋さん,農業のお店などなどが集まった建物の中に入っている. 少しだけスーパーを覗いて,冷凍食品や野菜などを眺めた後に,ビール屋に行った.

www.tripadvisor.jp

カウンターには3席ほどしかないところで,本当に併設しているところという感じ.上の方はブルワリーのオフィスのようだった. グッズもいくらか売ってて,何種類かタップに繋がっているビールを飲むことができる. ここまで書いたけれど,店の様子は公式サイトで見ることができる.

先に入っていたお客さんも面白くて,まず店の中に彼の犬が2匹いるのも驚いたし, 彼の配偶者は日本人で少しだけ日本語がわかるとか,店員と日本食の話,ビールの話などを話した. 日本にあるマルタ料理の店,あと少しだけ留学中の人のブログを読んでいて知っていたマルタにある日本料理の店について話をした.

なによりビールが本当に美味しかった.2人で繋がっているビールのほとんどを飲んだと思うけれど,どれもいいなという感じ. Winter Aleが美味しかったと2人で話していた気がする. とてもよかったので2本ほど瓶を買って持ち帰ったが,免税の範囲内だしもう少し持ち帰っても良かったと思う. 日本で飲めないのがとても残念.とはいえ,この国でしか飲めないということにも価値があると思う*2

1時間半くらい滞在していたようだ. 結構酔っぱらったが,無事バスに乗ってフェリーターミナルへ. フェリーターミナルでは自動改札機のようなものでチケットを確認される. ほんの少し待合室で待って乗船.もう夕方になっていた. ゴゾ島が夕日に照らされていてとても名残惜しい気持ちになる. A・J・クィネルという作家のエッセイが持っていたガイドに載っていて,それはなかなか趣のあるエッセイだったのでその内容を思い出したりしていた.

到着してバスに乗る頃にはもう日が暮れていて,夜の道を走る. 記録を見るとバスには1時間40分乗っていたもよう.そんなに長かったっけ. ヴァレッタのバスターミナルに到着し,ホテルに帰る.20時前.

この日もディナーを食べることなく寝た.

*1:メニュー画像がネットにアップロードされてた,便利

*2:空港にも売っていましたから,持ち帰りたい時はそこで購入してもいいかも

2019年1月のマルタ旅行(3)

三日目.

ホテルは朝食ありのプランにしたので,ホテルのレストランで朝食をとった. レストランに入ると,朝のマルタの港をみることができてなかなか感動的であった.

朝食は,スクランブルエッグやベーコンやソーセージ.パンとサラダをちょっとずつ食べた. 生野菜やハム,チーズを組み合わせてサラダを作ることもできるが, チーズやハムの種類が多くて,バルサミコ酢とオリーブオイルで食べる感じ. いろいろ選べるし,安心して食べることもできるので,満足度が高い.

ヴァレッタの近くにいるのでヴァレッタ観光. マルタ共和国の首都はヴァレッタという海沿いの街で,海を城壁が囲む要塞の町並み. 街自体が世界遺産に登録されていて,石灰でできた街の中にカフェ・レストランやお土産物屋, 教会や歴史的な建造物が集まっている.

バレッタ - Wikipedia

街を歩く.ホテルを出て早速馬車を見る.さすが観光地という感想. ガイドブックを見て行こうと思えたのは,聖ヨハネ大聖堂と騎士団長の宮殿の2つ. とりあえずブラブラしたいという旨を妻に伝えてダラダラ歩く. ヴァレッタ入り口の門の前に,The Triton Fountainと呼ばれる巨大な噴水がある. その噴水のある広場をヴァレッタ方面に向かうと,ヴァレッタにかかる橋があってその橋を渡ると ヴァレッタの中に入ることができる. 中に入るとそのまま真っすぐ Republic Street という大通りがある. まっすぐ進むと聖ヨハネ大聖堂や騎士団長の宮殿も通り沿いにある.

騎士団長の宮殿の前には,守衛の兵隊の二人組がいて, 結構な頻度で入れ替えをしているように見える. ちょっとした広場になっているので,二人で座って「一体我々はどこに行くのか」という話をしていた. 手元にあるガイドブックは,その守衛の間を通って騎士団長の宮殿に入るという書き方がされていたけれど, どうも違うっぽいことがわかる.

とりあえず海を見たいと思い広場を超えてRepublic Street をまっすぐ進むと,そこからは観光地という雰囲気ではなくなり, 坂を下っていくと Fort St Elmo という軍事博物館を含む建物がある. 入場料を払う必要があるようだし,興味もなかったため突き当りを右に進み時計回りに道沿いを進む. 歩いているとマルタに関する情報を母国語でインプットできる施設などの紹介をされたが, あまり興味がわかなかったためスルー. そのまま進むと海の方に降りれる階段を発見. ここから海沿い外周を歩けるがこれがとても良かった.風が強くて,波が迫ってきたのは面白かった. 防波堤とかもなく,ただただ波が岩肌を打ちつける. 適度に整備された道を進む.すれ違う人も2,3組くらい. 反時計回りに歩き,スリーマとヴァレッタを結ぶフェリー乗り場近くまで歩く.

少し寒くてちょっとした公園に座りながら話をする. 観光地のエリアに移動して聖ヨハネ大聖堂の横を歩いたり,SuperDry Storeの様子を見たりした. あと電気屋さんに入ったかな.

The Pulled Meatというレストランで,ハンバーガーを食べる. 地元で作られているメジャーなブランド,CiskというビールとCisk Excelというビールも注文. 自分たち以外にお客さんがいなかったので心配したのだけれど,ウェイターは親切だったし, 観光できている4人組くらいのグループと,観光ではなさそうな留学中?の韓国人と日本人の二人組がきて, なかなか興味深い感じだった.

ヴァレッタの入り口に Open Air Theatre というところがあって,そこが道沿いながらすこし高い位置にあって, そこに座って休憩したりしていた.フライングタイガーがあったので入ったりもした気がする.

騎士団長の宮殿で,庭を眺めたり,大砲や鎧を眺めて,最後に宮殿内の部屋をいくつか見学. また,聖ヨハネ大聖堂も見学.こちらは日本語の無料の音声ガイドを借りることができる. 天井の絵,足元には墓標が敷き詰められていること,騎士団の言語ごとに礼拝堂があり,礼拝堂それぞれ意匠が異なることなどなど見どころはたくさんあるのでガイドをじっくり聞いてしまう. 複数の礼拝堂はよく神社でも複数の神様がいるのでそんなものかな,と思ったりもした. ここに展示されているカラヴァッジオという人の絵画が有名らしいが,ガイドの最後のほうだったため,閉館時間ギリギリで一瞬見て帰るということになってしまった.確かに迫力があった.

閉館時間頃に外に出ると,日が暮れそうになっている. Amorinoというジェラートのお店でアイスを食べた. 私の方はフルーツ系でまとめたけど,バニラとかチョコレートのほうが好きだった気もする. でも写真写りはなかなかで,知らないおばさんにいきなり写真を取られたりもした.欲張らずに3種類でまとめたから綺麗だよね.

Instagram post by Hayato Nishimura • Jan 15, 2019 at 3:38pm UTC

先程も行った Open Air Theatre に座って人を眺めながらアイスを最後まで食べた.

晩御飯は食べずにそのまま寝ることに. しかし寝れなかったのか,早く起きてしまったのかで,夜の間に家から持ってきた円城塔の小説を読んだ.

プロローグ (文春文庫)

プロローグ (文春文庫)