四日目.
翌日の5日目が天候が悪いという予報だったため,
この日は北にある島,ゴゾ島へ観光に行くことに.
朝食もまたホテルのビュッフェ.この日はマフィンをいくつか食べた気がする.
自分たちと同じくらいかそれよりも若い日本人のカップルの観光客がいることを観測.この人たちはここ以外では見なかったなぁ.
ヴァレッタのバスターミナルからバスに乗り,マルタ島の北にあるフェリー乗り場まで行く.
ヴァレッタのバスターミナルはGoogleMapからのルートを信用して車道を横切りまくっていたけれど,
交通量も多いし,素直にバスターミナルの乗り場の方に行ってから移動したほうが安全.
ここはインドではないんだよなと思う.
交通といえばマルタの人たちは,横断歩道で待っていると結構止まってくれる.
観光地ばかりを歩いていたからそんなものかもと思ったがどうだろうか.
マルタ島を南から北まで向かう.
町中を抜けると,田園風景があったり,海沿いの港の通りを抜けたり,
アップダウンがそれなりにあって退屈はしないなと思う.
ゴゾ島とマルタ島を結ぶフェリーは30分に1本くらいで交互に往復していて,便利そう.
バスを降りたらすぐにフェリーが出るとかで,往復分のチケットをすぐに買って乗る.
行きはチケットのチェックはされなかった.
妻は久々のフェリーの雰囲気が良いようで,そこそこ盛り上がっていた気がする.
たかだか数分の移動だけれど,決して小さくないフェリーで,
十分に待合室には椅子とテーブルがあるし,展望スペースも充実.中には売店やフードコートもあった.
僕らは外に出て海をずっと見ていた気がする.
ブルーラグーンという海の綺麗なスポットがあるコミノ島を横目に見ながら,ゴゾ島に到着.
光を浴びて海の色がなかなか綺麗だった.
フェリーターミナルを出るとバス停がある.ここで初めてタクシーの客引きに出会っただろうか.フェリーから出てきた大量の客を狙って声をかけ続けているが,そこまでしつこくはない.
観光用のバスではなく,普通の路線バスに乗って街の中心に行く.こちらでも空港で買ったバスの回数券のカードは使える.
ゴゾ島の中心,ビクトリアに行く路線バスはいくつかあるのだけれど,
その中でもあまりパッとしないというか,いろんなところを寄り道するバスに乗ってしまった.
街の中心はヴィクトリアというところ.Victoria Local Council のある中心部の広場には教会やお土産物屋が周囲にある.
雰囲気がいいなと思ったのは,広場の周囲にはカフェのテラス席が出ているあたり.
そこから少し坂を上がっていくと, Cittadella という城塞があって,
そこは教会があったり,裁判所や昔の刑務所,あとは美術館があったと思う.
なかなか綺麗に整備されていてエレベーターやスロープなども完備している.
Cittadellaの中にある教会の中を見学する.昨日行った教会に比べると少し威厳に欠けるところがあるなと思うが,
一方でキリストのリアルな像があったり,地元の人がお祈りしていたりと悪くない雰囲気であった.
城塞の上の方は展望スペースにもなっていて,日向ぼっこに最適.
Wi-Fiも飛んでるし天気もいいしでずっと過ごせる感じだった.
Gozo
マルタにはやたらと猫がいるので猫を追いかけたり,周りの様子を眺めたりしていた.
一番穏やかなときだったと思う.
お昼ご飯はガイドブックに載っていたCafe Jubilee.
www.tripadvisor.jp
メニューの目立つところに書いてあったラビオリ*1と,
あとはお米が入ったパイだっただろうか.二人で分けて食べた.
スープかフレンチフライを選ぶという感じのことを聞かれて,フレンチフライを頼んだんだっけ.
隣りにあるJubilee Foodsで職場と家族へのお土産を買った.オリーブオイルは持って帰るのが大変そうだし.
メインの料理ではないのだけれど,ここまでの食事で出てきたケッパーの酢漬けというのがなかなか美味しいことに気づき,
ここでも瓶詰めで売っていたため買って帰ろうか迷う.
店員がずっと電話をしていたので,適当な感じで会計をしてもらう.器用だなと思う.
あとは行きたかったところとして,ローカルのマイクロブルワリーとお土産物屋に行こうということになる.
ゴゾの中心部からはバスに乗っていったほうがいいくらいの距離だったので,バス移動.
バスに乗ると高校生くらいの子たちと乗り合わせてそこそこの満員バスに.
降りるということをきちんと主張しきれなくて降りれなくなりそうだったけれど,なんとか他の乗客の人に助けてもらったりした.
何にもなさそうなところで降りたけれど,少し歩くといろいろあるらしい.
お土産物屋は閉店時間がなかなか早くて,途中で行くのを諦める.
代替手段として行きのバスで見えたとんでもなくでかいドームを持つ教会に行った.
Rotunda of Xewkija - Wikipedia
教会に入ると後ろの方に居た高齢の女性に,寄付をすれば上の展望台に登ることができるぞなんて言われたのだけれど,
妻に聞いても興味がなかったぽいので,じっくりと中を見るだけにする.こちらでも人々がお祈りをしていた.
その後,マイクロブルワリーの Lord Chambray Beers に移動.
スーパーマーケットやワイン屋さん,農業のお店などなどが集まった建物の中に入っている.
少しだけスーパーを覗いて,冷凍食品や野菜などを眺めた後に,ビール屋に行った.
www.tripadvisor.jp
カウンターには3席ほどしかないところで,本当に併設しているところという感じ.上の方はブルワリーのオフィスのようだった.
グッズもいくらか売ってて,何種類かタップに繋がっているビールを飲むことができる.
ここまで書いたけれど,店の様子は公式サイトで見ることができる.
先に入っていたお客さんも面白くて,まず店の中に彼の犬が2匹いるのも驚いたし,
彼の配偶者は日本人で少しだけ日本語がわかるとか,店員と日本食の話,ビールの話などを話した.
日本にあるマルタ料理の店,あと少しだけ留学中の人のブログを読んでいて知っていたマルタにある日本料理の店について話をした.
なによりビールが本当に美味しかった.2人で繋がっているビールのほとんどを飲んだと思うけれど,どれもいいなという感じ.
Winter Aleが美味しかったと2人で話していた気がする.
とてもよかったので2本ほど瓶を買って持ち帰ったが,免税の範囲内だしもう少し持ち帰っても良かったと思う.
日本で飲めないのがとても残念.とはいえ,この国でしか飲めないということにも価値があると思う*2.
1時間半くらい滞在していたようだ.
結構酔っぱらったが,無事バスに乗ってフェリーターミナルへ.
フェリーターミナルでは自動改札機のようなものでチケットを確認される.
ほんの少し待合室で待って乗船.もう夕方になっていた.
ゴゾ島が夕日に照らされていてとても名残惜しい気持ちになる.
A・J・クィネルという作家のエッセイが持っていたガイドに載っていて,それはなかなか趣のあるエッセイだったのでその内容を思い出したりしていた.
到着してバスに乗る頃にはもう日が暮れていて,夜の道を走る.
記録を見るとバスには1時間40分乗っていたもよう.そんなに長かったっけ.
ヴァレッタのバスターミナルに到着し,ホテルに帰る.20時前.
この日もディナーを食べることなく寝た.