ふんわり放牧

個人の日記です

ギー

f:id:nhayato:20181214221013j:plain
ギー

id:nhayato です.

バターからギーを作ります.ギーというのはインド料理で使うバターオイルです*1

以下のレシピを参考にしました.

ギーの作り方。インドのバターオイルを簡単に手作りする方法。 | やまでら くみこ のレシピ

事前準備

まず,レシピに書かれた手順を振り返ってみましょう.

  1. 食塩不使用バターを鍋に入れて,中火で溶かす
  2. 30分間,超弱火で煮る
  3. ザルにキッチンペーパーをセットし,液体となった無塩バターをこす
  4. 容器に移し替えて完成

「超弱火で煮るというステップが失敗しそうですが,あとはなんとかなりそう」という印象を持ちました.

次に食材と調理器具のご紹介. 食材で用意したものは,

  • 食塩不使用バター 800g

f:id:nhayato:20181214220239j:plain
バター

調理器具で用意したものは,

  • もち焼き用網(ダイソーで購入)
  • かくはん用のシリコーン調理スプーン
  • ろ過のための道具
    • 金属のザル
    • ボウル
    • キッチンペーパー
  • ガラス製の保存容器
  • 容器に移し替えるためのゴムへら

もち焼き用網は,火力を超弱火にするためにコンロに設置して利用します. 鍋と火の距離を離し,弱火よりもさらに弱い火力で煮ることができるようです. もち焼き用網の注意書きには鍋を載せるなと書かれていましたが,重量的に問題ないと判断しました.自己責任でどうぞ.

調理

調理内容を説明します.調理途中に記録用に写真を撮っていたので,併せてご紹介します.

1. 食塩不使用バターを鍋に入れて,中火で溶かす

f:id:nhayato:20181214221136j:plain
火をかける前
f:id:nhayato:20181214221634j:plain
3分後
f:id:nhayato:20181214221828j:plain
6分後

5分で溶けると書かれていましたが,6分ほどかかりました.

2. 30分間,超弱火で煮る

もち焼き用網は,以下のようにセットしました.五徳に乗せるのではなく自立するタイプの網で,通常よりも2cmほど火から離すことができます.

f:id:nhayato:20181214221939j:plain
もち焼き用網

f:id:nhayato:20181214222110j:plain
10分後

あくのようなものが出てきます.レシピによって「不純物」「タンパク質」などと書かれていますが, ここでは不純物で統一します.

f:id:nhayato:20181214222208j:plain
20分後

15分後から不純物で覆われてしまい,レシピの写真のように鍋の底が見えなくなってしまいました. 鍋の中は,たくさんの不純物がうごめいており,ラバランプのことを思い出してしまいました.

f:id:nhayato:20181214222330j:plain
30分後

スプーンでかき混ぜてみると,透明になってるところもあるので,これでいいことにしました.

3. ザルにキッチンペーパーをセットし,液体となった無塩バターをこす

f:id:nhayato:20181214222415j:plain
こす

予想に反して(後述)キッチンペーパーが詰まってしまい,素早くこすことができませんでした. 待つこともできましたが,途中しびれをきらして,新しいザルを使いこすことに. 複数回ろ過したので,その分キッチンペーパーがギーを吸ってしまいました.

4. 容器に移し替えて完成

f:id:nhayato:20181214220915j:plain
ギー

こしたものも若干の白い濁りがあり純度は高いとはいえなさそう. 焦げるのを恐れてしまった結果でしょう.思い切りが足りませんね.

振り返り

実際にやってみることで,いくつか気づいたことがありました.

  • 調理は高温になることはない
    • 揚げ物などの油を熱するイメージから,勝手に高温になると思っていた
    • 耐熱目的で金属のザルを購入したのですが,金属である必要は必ずしもなかった*2
  • 溶けたバターをこす作業に時間がかかった(10分以上あたふたしていた)
    • キッチンペーパーの粗さやバターの純度の問題か
    • キッチンペーパーが裂けてしまうことを危惧して,キッチンペーパーを2重から3重にしていたけど,一枚で十分でした
  • レシピでみた写真よりも,不純物は多かった

ギーの別の作り方として,あえて煮立たせて,不純物を焦がすというものがあるようです. また,同様にバターからタンパク質を取り除いたものは「澄ましバター」としても知られているようです(全く同じものかどうかは不明).

半年から1年,常温保存が可能だそうです.

f:id:nhayato:20181214222822j:plain
2日経ったギー

金属のザルは家になかったので,妻にニトリで買ってきてもらいました. ありがとうございます.お駄賃はジュースという約束になっています.


このエントリーは,つくりおき Advent Calendar 2018の14日目です.担当は id:nhayato でした.

昨日の担当は,桐生あんず (id:kiryuanzu) さんで『鯖の味噌煮と向き合う』でした.

kiryuanzu.hatenablog.com

そして明日,15日の担当は id:hari_nezumi さんです.

それでは皆さん,よい休暇をお過ごしください.

*1:ギー - Wikipedia

*2:2つのザルを使ったので不要ではなかったが