id:nhayato です.
バターからギーを作ります.ギーというのはインド料理で使うバターオイルです*1.
以下のレシピを参考にしました.
ギーの作り方。インドのバターオイルを簡単に手作りする方法。 | やまでら くみこ のレシピ
事前準備
まず,レシピに書かれた手順を振り返ってみましょう.
- 食塩不使用バターを鍋に入れて,中火で溶かす
- 30分間,超弱火で煮る
- ザルにキッチンペーパーをセットし,液体となった無塩バターをこす
- 容器に移し替えて完成
「超弱火で煮るというステップが失敗しそうですが,あとはなんとかなりそう」という印象を持ちました.
次に食材と調理器具のご紹介. 食材で用意したものは,
- 食塩不使用バター 800g
調理器具で用意したものは,
もち焼き用網は,火力を超弱火にするためにコンロに設置して利用します. 鍋と火の距離を離し,弱火よりもさらに弱い火力で煮ることができるようです. もち焼き用網の注意書きには鍋を載せるなと書かれていましたが,重量的に問題ないと判断しました.自己責任でどうぞ.
調理
調理内容を説明します.調理途中に記録用に写真を撮っていたので,併せてご紹介します.
1. 食塩不使用バターを鍋に入れて,中火で溶かす
5分で溶けると書かれていましたが,6分ほどかかりました.
2. 30分間,超弱火で煮る
もち焼き用網は,以下のようにセットしました.五徳に乗せるのではなく自立するタイプの網で,通常よりも2cmほど火から離すことができます.
あくのようなものが出てきます.レシピによって「不純物」「タンパク質」などと書かれていますが, ここでは不純物で統一します.
15分後から不純物で覆われてしまい,レシピの写真のように鍋の底が見えなくなってしまいました. 鍋の中は,たくさんの不純物がうごめいており,ラバランプのことを思い出してしまいました.
スプーンでかき混ぜてみると,透明になってるところもあるので,これでいいことにしました.
3. ザルにキッチンペーパーをセットし,液体となった無塩バターをこす
予想に反して(後述)キッチンペーパーが詰まってしまい,素早くこすことができませんでした. 待つこともできましたが,途中しびれをきらして,新しいザルを使いこすことに. 複数回ろ過したので,その分キッチンペーパーがギーを吸ってしまいました.
4. 容器に移し替えて完成
こしたものも若干の白い濁りがあり純度は高いとはいえなさそう. 焦げるのを恐れてしまった結果でしょう.思い切りが足りませんね.
振り返り
実際にやってみることで,いくつか気づいたことがありました.
- 調理は高温になることはない
- 揚げ物などの油を熱するイメージから,勝手に高温になると思っていた
- 耐熱目的で金属のザルを購入したのですが,金属である必要は必ずしもなかった*2
- 溶けたバターをこす作業に時間がかかった(10分以上あたふたしていた)
- キッチンペーパーの粗さやバターの純度の問題か
- キッチンペーパーが裂けてしまうことを危惧して,キッチンペーパーを2重から3重にしていたけど,一枚で十分でした
- レシピでみた写真よりも,不純物は多かった
ギーの別の作り方として,あえて煮立たせて,不純物を焦がすというものがあるようです. また,同様にバターからタンパク質を取り除いたものは「澄ましバター」としても知られているようです(全く同じものかどうかは不明).
半年から1年,常温保存が可能だそうです.
金属のザルは家になかったので,妻にニトリで買ってきてもらいました. ありがとうございます.お駄賃はジュースという約束になっています.
このエントリーは,つくりおき Advent Calendar 2018の14日目です.担当は id:nhayato でした.
昨日の担当は,桐生あんず (id:kiryuanzu) さんで『鯖の味噌煮と向き合う』でした.
そして明日,15日の担当は id:hari_nezumi さんです.
それでは皆さん,よい休暇をお過ごしください.
*2:2つのザルを使ったので不要ではなかったが