ふんわり放牧

個人の日記です

『ミレニアム・ファルコンを作った男』読んだ

『ミレニアム・ファルコンを作った男』という本を読んだ。

著者は電機メーカー・証券会社に勤務していたが、分野を変えてCGの分野に移り、様々な困難を超えて、子供の頃に観た映画スターウォーズに登場したミレニアム・ファルコンを新作で担当したという方。そこに至るまでのお話が書かれている。 私はアメリカンドリームの話は好きなので、たまに読む。

この著者の特徴としては、

  • 日系企業勤務時には、それなりのポジションにいたこと
  • 年齢を重ねたうえでキャリアを変えていること
  • 仕事ではないが、プラモデル分野ではそれなりの実績をお持ちだったこと(賞に入賞などしていた)

あたりがあるかなと思う。

米国西海岸スタートアップ巡りでの勤務から、東海岸での証券会社本業の勤務に移り、職を変えることを考えた話や、PCを購入して趣味でCGを制作していた話、プラモデルのこだわりがCGでの仕事に繋がっていそうなこと、米国でのプロジェクト進行と採用のされかたなど、著者自体の選択の面白さと、CGモデラー特有の職人スキルをどのように高めていったかという話と、米国の職を得ることの大変さなどが入り組んでいて、面白く感じた。

最初に作った経歴書代わりのCG動画はYoutubeに公開されていて、直接そのようには書かれていないものの「できが悪い」と考えておられてそうで、CG分野の若者はこれを見て自信を持ってほしいなどと書かれており、その良し悪しの区別は私にはあまりつかないのだけれど、まぁ確かにそうなのかもなと思ったり。

米国で働く人達は、後ろに続く人たちを応援する文化があるような気がしていて、この本もその営みのなかのひとつなのだろうと思う。