埼玉会館で開催されたbuilderscon 2024 に行った。
公式サイトはこちらだが、URIが変わったりアーカイブされるかも。 https://builderscon.io/
埼玉で開催されることをあれこれ言う人もいそうだし、実際(冗談で)言う人がいたが、 個人的な印象としては山手線の駅から30分くらいで移動できる駅であれば、別に良いのではと思ったりする。 東京ディズニーランドのある舞浜も東京駅から実質30分くらい*1じゃないですか。 むしろ都内で会場代にコストがかかったりすることを考えると、お釣りが来るくらいですよと。
気になるとすれば、会場収容人数が100名程度というのがあるのかもしれないけれど、 その分全員と会釈をしようと思えばできるくらいの距離感だったのが良かったし、 rebootの会であることを考えれば、まずはここからという考え方は悪くないだろうなという印象。 2000年代後半頃の古き良き「勉強会」の趣を感じていた参加者の声も聞いた。 また、懇親会も同じ施設で開催したのが、かなりグッドポイントだった。
私個人としては、buildersconに参加するのは実は初めてだったものの、 雰囲気としては、YAPC等のカンファレンスと似たようなものであったが、発表内容は各方面勢いのあるものであったと思う。 プログラミング言語や特定の技術に縛られないということが、ここまでいろいろな人を引き付けるような話題につながるのかと思うと、 言語のコミュニティにいる側からすると、いろいろと思うところはある。 発表内容はどれも本当に良かった。
以下一言感想。
- mokuoさんの「誰が作成しても1つの構造になるモデリング作成技術、Theory of Models に夢を見る」
- 早速これ知らなかったわ!となる発表で、この手法はかなり面白そうとなる。紹介された書籍も購入
- 質疑では、「要求の追加と変更に強いんすか?」という疑問を聞いた。手法のスコープ外ではあるかなと思いつつ......
- 三谷 昌平さんの「法律に準拠した本人確認システムを0から作った話 〜家計簿プリカB/43でのeKYC開発実例〜」
- mizdraさんの「React Server Component の疑問を解き明かす」
- フロントエンド技術何もわからん状態から聞いたけど、そんな私でもわかった気にさせる内容
- 既存技術や過去との対比みたいなところがよかったし、発表に至る課題認識が伝わってきた気がする
- onkさんの「すこやかなサービス運営のためのPWG」
- はてなで実施しているPWGという定例会についての話
- SRE31章「プロダクションミーティング」でやってることと同じじゃんという話がとてもよかった
- songmuさんの「ホー◯ページ・ビルダー 2024」
- Jumpakuさんの「CLIジェネレータ「cyamli」によるコンソールアプリのスキーマ駆動開発」
- 個人的にご自身がしっかり意思を持ってゼロから作ってらっしゃるものに焦点を当てているという点で、かなり価値がある発表だなと思って聞いていた
- (ただちょっとこのタイミングで会社の方でトラブルが起きていたり、はたまたLTの発表をなにか作るかということを一人思案していて、あまり聞けてなかったです、すみません)
- 他言語、例えばRuby向けのテンプレートを作ってみるかという気持ちになれそうな発表だったのでよかった
- bokuwebさんの「1000 行で実現する Linux on Browser」
- これがもう一つのベストトークかなという感じ
- やってる人からするとわかりやすい話題で、やってない人からすると何言ってるんだという発表内容だったのではないかと思う
- 懇親会のときに「どういうところをきっかけにすればいいですか?」と質問したところで「はじめに - Writing an OS in 1,000 Lines」や『nand2tetris』、『CPUの創りかた』をおすすめされていたので早速『CPUの創りかた』を購入
懇親会でも、いろんなクラスタの人と話をしたし*2、懇親会後の二次会もよかったですね。三次会までは行きませんでしたが、その後も盛り上がっていたようでした。
お疲れ様でした。次回もお会いできることを楽しみにしています。