おすすめされていたので、図書館で借りて読んだ。 日々の支出について書かれているが、結構生々しい感じ。読み進めていくと金額の生々しさよりも、育児の大変さのほうがひびく。
日記というよりも、毎月の連載なので月報みたいな感じだったと思うが、山崎ナオコーラさんのこの本は良かった気がする。もともとはWebの連載だったかな。
米原万里の『打ちのめされるようなすごい本』の中にある「私の読書日記」も印象に残っている。書籍全体に経験と知識があふれる内容なのだけれど、この日記箇所については「ここまで聡明な方が......」、という諦念を覚えたことを思い出す。