タイトル通り.
学生の頃「専業主婦になりたい」と言っていた女友達がいて,そんなものかな?と思っていたが,2週間くらい労働を離れてみて,確かにこの暮らしは憧れる人は憧れるだろうなと思った.
昼前に起きて,ご飯を食べたあとはYoutubeなどで適当な動画を見たりインターネットをして, 好きな本を読んだらもう夕方で,適当にスーパーに買い物に行き,晩御飯を作って, 少し趣味のソフトウェア関係のことをしたり,ゲームをしたらもう夜 ,という生活を何日かしている.
子供がいれば子供中心になるだろうし,自営業などで家業があればそちらの手伝いをするということもあるだろうが, DINKSであればそういうこともなく,自分一人と家族のことを考えればそれでよいという感じになり,これはすごい楽.
ただしフルタイムの「専業主夫」とは背景は少々異なる.
- 私はフルタイムの専業主夫業をしているわけではない
- いくつかの家事は共働きの妻に任せている
- 専業主夫であれば,私の場合はそれぞれの家事に対する期待値/水準は上がってしまうと思う
- 休み期間中にも1ヶ月分働いたのと同じ給与が所属から支払われている
- 各種保険なども通常のフルタイムの労働者と同じ条件ですね
- しかも裁量労働制なので,残業代相当の手当も通常通り出ている
- 金の心配をすることがないというのはよい
- 週に何人かの友人たちと会ったが,話した内容は仕事の話も多かった
- 先月までの経験をネタに話をしているが,これが数年続くとなると,社会に参画している感覚が薄れ,話すこともなくなるか,あるいは劣等感を感じるかもしれない
身近に,定年後再雇用を選択せずに,シュッとリタイアをした人間がいて, 自分がその年になったときは,ずっと働き続けるビジョンがあったため意外だったが, こういう暮らしなら,ハマる人はかなりハマるだろうなと思った.*1
一方で,国の金を使って高等教育を受けた人間が,主夫業をするということに対する社会的な申し訳無さもある.*2 しばしば外国籍の留学生と「日本人女性はなんで大学院まで行ったのに,専業主婦になるわけ〜???」みたいな話,盛り上がった記憶がある.懐かしいね.
2週間くらい休んでの感想ですが,人々が子なし専業主婦の仕事に憧れるのまあまあわかるってなった.
— ヨヨイ (@_nhayato) 2021年12月21日