ふんわり放牧

個人の日記です

『超約ヨーロッパの歴史』読んだ

学び直しというと違う気もするのだけれど,自分の専門以外の分野の教科書を読む活動をしばしばしている. 特に仕事関係でいろいろと複雑になっているときは,無理やり風呂に入りながら仕事とは関係ない書籍を(防水の)Kindleで読んでいて, そのなかでもこの本は,適度に自分のレベルに合っていて良かった.

超約 ヨーロッパの歴史

超約 ヨーロッパの歴史

世界史は一応高校生の頃に履修していたはずだけれど,授業内容は一切記憶しておらず,しかしそのレベルでも難なく読みすすめることができた. 大学での講義録がベースとのことで,日本だと教養の講義がこのレベルなのだろうか. ヨーロッパの発展の理由を,3つの要素で説明していて,その説明は納得感がある. これよりも難しい本だと,それを読んで解釈することにリソースを奪われるというか,「集中して読まないと」と思ってしまい, また,そのような覚悟が足が遠のく理由にもなるため,これくらいが今は丁度いいのかもしれない.

新しい分野に入るときは,教科書だか入門書だかをまずは3冊読んでから入るという話があるが, 私は1冊でも満足してしまうので,3冊を読むというのは偉いことだなと思った.