ふんわり放牧

個人の日記です

ICSE 2018 勉強会で論文紹介した

表題の通り.

私が担当したのは,“From UI Design Image to GUI Skeleton: A Neural Machine Translator to Bootstrap Mobile GUI Implementation” という論文で,UIデザインの画像からGUIケルトンを生成するニューラル機械翻訳機を作ったというもの.

発表中にも言ったけど,個人的に面白いと思ったポイントは,GUIケルトン生成のタスクを機械翻訳の問題として扱ったということ. 問題設計がうまいと思ったし,これは(似たようなことをやっている論文に比べて)いい論文なんじゃないかなと思ったのだった. 内容についてはまた書くかもしれないので,とりあえずこんなところで.

誰かの参考になるかもしれないので,今年のうちの所属の論文決定についてまとめておく. ICSE自体は,5月末から6月あたまにかけてだいたい1週間くらいある. 年度によって公式でProceedingsが公開されることもあれば,行った人しか持ってないということもあった気がする. 会社や個人がACMと契約していれば,ACMDLで読むことができる. まぁ,今時は著者がPreprintを公開することも多いし,論文が入手できないということはなさそう.

勉強会のTwitterで6月くらいにアナウンスがあって,7月から8月くらいに開催される. 会社のチャットに #sereading というチャンネルがあって,ここに誰かが「今年はどうするか」なんて話を書き始める. 勉強会の運営が,論文一覧のスプレッドシートを出してくれるので,それをコピーしてきて, (会社内の)発表希望者は自分で読みたい論文を3段階で評価する.

希望者が揃ったセッションがいくつかあるはずなので,既に希望を出している他の大学研究室や企業の様子をみて 空いているセッションに希望を出すというやり方をする.

会社のメンバーでは今年は2つセッションを担当した.来年も参加できるといいですね.